要請番号(SL31818I02)
募集終了
・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国立エクアドル中央大学
2)配属機関名(日本語)
国立エクアドル中央大学 障害科学部 作業療法学科
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.3 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
現在、エクアドル国内に作業療法士養成校は2校あり、当大学はそのうちの一つである。同国内の作業療法の認知度は年々高まっているが、まだ作業療法士を雇用する病院及び施設等は十分ではない。一方で学生数は増加しており、療法士としての意識の低い学生も増えてきている。同大学の作業療法学科は1972年に開設された4年制の作業療法士養成学科で、現在の在籍生徒数は約300名である。同学科の教員数は17名で、そのうち8名が作業療法士である。配属先の作業療法士教員8名は、授業の実施、実習地開拓及び訪問、作業療法に関する調査・研究、地域住民へのリハビリサービスを行っている。同学科の年間予算は9万ドルである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同学科の設備、人材および実習地ともに十分な教育環境ではない。同学科には教室と簡易的な作業室があるのみで、日常動作訓練室、装具加工室、作業療法実習室および機能訓練室等は無い。また、実習地の確保も間々ならず、作業療法士が不在の施設・病院等で実習する生徒もいる。以上のような物理的な問題に加え、学生を指導する当国の作業療法士は個々の患者に合った適切な評価を学んでいない者が多く、学生は根拠に基づく治療を学べていない。当国の作業療法の需要を高め、新たな病院および施設等から求人を得、作業療法を普及するためには、同学科の教育の質を高める必要があり今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と話し合い、下記の活動を実施する。
1.ボランティア自身の経験に基づき、学生に対して指導する。(例:国際生活機能分類の活用方法、自助具・義肢装具の作製や適合チェック、最新技術を使用した治療方法の紹介等。)
2.実習地を訪問し学生を指導する。
3.学科が実施している地域住民へのリハビリサービスに参加し、患者を通して学生および教員へ知識および技術の指導をする。
4.教員とともに、教育プロセスの見直しを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、教室(机、椅子、治療ベット、作業台)等。
4)配属先同僚及び活動対象者
作業療法学科長:男性、50代、経験年数30年以上
実習担当教員:男性、40代、経験年数15年以上
自助具・装具担当教員:男性、50代、経験年数30年以上
その他:作業療法士5名、学生、実習地スーパーバイザー
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:活動上必須
[参考情報]:
・臨床実習スーパーバイザー経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~19℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先は車両を所有していないため、実習地訪問は公共交通機関(バス)を利用する。