【配属機関概要】

3）任地（ アルト・パラナ県イグアス市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

国家電力公社(ANDE)は1948年に設立され約5,500人の職員が従事している、パラグアイ唯一の電力会社である。同配属先の重要な電力供給地域の一つであるイグアス湖流域は、水力発電所の夏場の水位調整用の湖として活用されている。同流域周辺の環境課題解決のためJICA技術協力プロジェクト「イグアス湖流域総合管理体制強化プロジェクト(2013年～2018年)」が実施された。また、2016年に、ANDE所有のイグアス湖ダム周辺保護区の管理を目的に保護区管理計画が作成され国会で承認されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ANDEの所有地を含むイグアス湖流域は、大規模な農業開拓、農地拡大による森林伐採等の問題により流域の荒廃が著しく、発電量にも影響を及ぼし兼ねないことから、周辺地域の行政や住民と共に流域を改善・管理を行う事を目的に、JICA技術協力プロジェクトが実施された。現在は、同配属先が作成した保護区管理計画を履行するため、中央に保護地区・流域管理課を設置しイグアスダム内に森林、生物等の研究者、レンジャーを配置、その他各種環境整備、管理の為に大学と提携し研究も実施している。しかしながら、同配属先では保護区管理計画に沿って保護地区全体の保全・管理を実施する為の知識、経験が乏しいことから、知見を有した人材からの指導、提案等が必要となり本要請に至った 。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

保護区の管理計画実施のために、以下の活動を同僚と共に行う。
1. 森林保全管理業務の基本的事項に対し同僚への助言及び基礎的指導を実施する。
2. 植林、森林再生について支援をする。
3. 多様な動植物のデータベース作成に向けての支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先事務所内事務機器一般

4）配属先同僚及び活動対象者

保護区・流域管理課: 課長 男性(首都にて勤務)

イグアスダム内:
職員4名 男性
レンジャー5名(高卒～大卒レベル)
研究者2名(単年度契約のため変動あり)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は近隣の日系移住地内となる。
保護区内では徒歩の移動も多いため、健康で脚力が強い人が望まれる。