要請番号(SL32420C01)
募集終了
・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済・社会開発企画庁
2)配属機関名(日本語)
国立アスンシオン大学農学部カアサパ分校
3)任地( カアサパ県カアサパ市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は首都にあるアスンシオン大学の分校として、1996年パラグアイ南東部に位置するカアサパ市に設立された。農業学部と獣医学部の2学部に農業生産、家畜生産、土壌、植物防疫等の学科を有している。大学敷地は103haあり、その内の4haが農業試験場で、点滴灌漑、堆肥、半日陰栽培等実習に利用されている。 大学卒業後は、同地域内で農業関係の仕事に従事する学生が多く、将来の当国の農業を支える役割を担っている。過去には植物防疫の分野でSVが2名派遣された実績をもつ。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同校では、学生がグループごとに農業研究プロジェクト(家畜衛生、 植物防疫、 土壌等)を立ち上げ、選択したテーマに沿い農業実験を実施している。土壌分野においては、2016年にカアサパ県、ヤシレタ財団(※特記記載)、配属先との協定により、土壌分析棟の開設、分析機材の供与がなされた。しかし、土壌分析機材の使用方法・管理方法に対する知識・経験が不足している。同校は、JICAが実施した「小農のための営農技術パッケージ開発プロジェクト(PPT:2015.4-2019.3)」のカウンターパート機関であり、シニア海外協力隊にプロジェクト成果のフォローアップ及び教員の指導力及び研究レベルの向上、学生の専門性向上を通した同地域の小規模農家への貢献が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
以下の活動を行う。
1. 同僚に対し、土壌分析機材の適切な使用法・手順を助言する。
2. 同僚が担当する学生の土壌分析実習をのサポート及び実践指導を行う。
3. 依頼のある同県内の耕作地土壌の特性を分析し、栽培作物選定のための助言を行う。
4. 周辺地域の小規模農家を巡回指導する技師へのアドバイスを行う(営農技術パッケージの普及・拡大)。
※主にキャッサバ、トウモロコシ、豆類、マテ茶葉、柑橘類を栽培
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
実験室、講義室、学内圃場、化学天秤、原子吸光分光光度計、ケルダール蒸留装置、紫外・可視分光光度計、GPS、比重計、ビーカー、フラスコ、試験管、その他分析に必要な器具、機材は一通り揃っている。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・分校長:50代、男性、農学博士、実務経験26年
・土壌改良担当教員:40代、女性、農学士、実務経験20年
・教員:常勤15名、非常勤35名(20代-60代、男性7割)
活動対象者:
学生:190名(各学年40~45名、男女ほぼ同数)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:同僚が同等の資格を持つ
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚が同等の資格を持つ
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイ(または離れ)となる予定。
※ヤシレタ財団は、パラグアイ、アルゼンチン両国のダム管理事業を実施している。さらに、社会開発援助資金を有している機関である。