要請番号(SL33316D04)
募集終了
・2017/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国際協力庁
2)配属機関名(日本語)
テレトン基金小児リハビリテーションセンター
NGO
3)任地( モンテビデオ市 ) JICA事務所の所在地( モンテビデオ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
テレトン基金は肢体不自由児のリハビリを通じた成長発達と社会参加を支援するため、1978年にチリで設立された福祉財団で、中南米13カ国に支援の輪が広がっている。当国では2003年に設立され、モンテビデオセンター以外にはフライベントス市に通所型リハビリセンター(対象18歳以下)がある。作業療法士のほか、理学療法士、整形外科医、精神科医、小児神経科医、言語聴覚士等約70名の医療スタッフが連携して治療・リハビリを行っている。年間の患者は約2800人。その内、約4割が2歳以下の乳幼児である。予算は主にテレビキャンペーンを通じた市民からの寄付金と患者の経済状況に応じて受領する診察料からなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の作業療法士が対象とするのは主に小児疾患で、脳性麻痺が約4割、その他二分脊椎、脊髄損傷、外傷性脳損傷、神経・筋疾患等が代表的な疾患である。関係領域の専門医等と連携し、作業療法士7名が基本的な心身機能の発達促進や日常生活活動の獲得のために努めている。配属先の作業療法士は、米国やアルゼンチン等国外で資格を取得しており、一定レベルの技術・知識はあるといえるが、当国で作業療法士の専門課程が設立されたのは10年程前と歴史が浅く、国内で十分な経験を持った作業療法士は極少数であることから、資格取得後の研鑽の機会が少なく、技術・知識のフォローアップ、向上が課題として認識されている。実務経験が豊富なボランティアと協働することにより、適切な作業療法技術の習得のほか、新しい有効な作業療法のアプローチやアイデアを取り入れて、現在提供している作業療法サービスの内容、質の向上に繋げたいとして今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚と協働しながら、適切な作業療法技術・知識の習得に協力する。
2.(当国の現場では見られない)日本における経験から効果的と考えられるアプローチや、自助具、訓練器具、教材などの新しいアイデアを紹介、意見交換しながら、作業療法サービスの内容・質の向上を支援する。
3.配属先は唯一の国立大学である共和国大学作業療法士専門課程の実習先ともなっているため、実習生へのアドバイスも期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
作業台、椅子、マット、ロール、車椅子、パズル等ゲーム、パソコン等の作業療法機材
4)配属先同僚及び活動対象者
作業療法科責任者:50代女性 経験25年
同僚:6名(経験10年:2名、経験6年:2名、経験5年:2名)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:幅広い知識・経験を要する
[参考情報]:
・小児対象施設での実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(3~34 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)