要請番号(SL46918I01)
募集終了
5代目
・2019/2 ・2019/3 ・2020/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究省
2)配属機関名(日本語)
マラケッシュ応用科学大学
3)任地( マラケッシュ県マラケッシュ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は総合国立大学であるカディ・アヤド大学に属す教育機関として2000年に設立された。5年制で日本の大学の学部と大学院が合体したカリキュラムを提供し、約300名の学生が学んでいる。高校卒業後準備コース2年間(科学技術の一般教養)、その後3年間で国家エンジニア資格取得のための専門コース(情報工学、電気工学、ネットワーク通信工学、産業工学)のいずれかを修得する。これまで4名のSVが派遣されており、現在活動中のSVはネットワーク通信工学研究科学生の研究論文指導、同科のネットワーク管理手法(SNMP)とサービス品質管理手法(Qos/SLA)などの講義支援資料作成などを実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ネットワーク通信工学研究科では、光ファイバおよび無線を利用した伝送技術の基礎から、インターネットを利用して音声および映像伝送のためのアプリケーション技術、その技術の品質確保のための管理技術などのカリキュラムを提供している。
無線通信の物理層はMassiveMIMO、mmwavesなどの新しい技術の導入が進んでおり、モロッコではこのような新技術は調査研究中であるが、日本ではフィールドテスト中である。このような5世代移動通信システムの物理層の技術に関連した研究をする学生の指導を行う人物を必要としている。
なお、当研究所への派遣は5代目となる。4代目までで充分な貢献が実施されているが、配属先からの強い要望により本募集をする。ただし本募集のボランティアを最後の派遣とする。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.5G(5世代移動通信システム)の物理層、MassiveMIMO、mmWavesなどの新技術について、修士および博士課程の学生の研究論文指導
2.ネットワーク通信工学研究科の学生に対する講義・教材支援、研究の支援
3.日本の大学や企業との学術パートナーシップ・共同研究プロジェクトの推進
また、当大学の日本文化愛好会への支援も期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
使用可能な機器:ルーター、ネットワークスイッチ、CISCOファイアーウォール、DSPカード、ネットワークアナライザー、アンテナ(円錐形、パラボラ等)
4)配属先同僚及び活動対象者
大学長(男性、50代)
ネットワーク通信工学研究科同工学専門の教授および講師(博士) 10名
ネットワーク通信工学研究科の修士・博士課程の学生 10名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:A)又はフランス語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(博士) 備考:博士課程学生に指導するため
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:研究調査、博士論文の指導
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
日本とは時間に対する考え方や、習慣が大きくことなるところがある。そのような状況を受入れ、あわせていく姿勢が必要とされる。論文指導はほぼひとりで実施し、最終評価の段階で同僚教員とともに指導する。