2020年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL46920C03)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究省

2)配属機関名(日本語)

セタット-カサブランカ州教員養成校エルジャジーダ分校

3)任地( エル・ジャディーダ県エル・ジャディーダ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

2013年からモロッコに12か所設置されている教員養成校のひとつである。小学部・中学部・高等学部があり、研修生を550名程養成している。入学試験が7月上旬にあり、合格すれば養成期間は9ヶ月(9月から翌年6月まで)で、研修生は養成校で受講後、11月半ばから近隣の学校に1~2週間実習に出てその後また養成校で受講する。そのサイクルを7回ほど繰り返す。研修生は大学卒が入学条件で、学士以上の学位を得ている者も多い。2019年1月に同省県支局に小学校教育隊員1名を配属する。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では1999年からを「モロッコ国教育の十年」と定め、基礎教育普及に取り組み、初等教育純就学率は大幅な改善が診られたが、留年率・退学率や都市部と地方部の格差などは未だ問題とされておりまた近年の政策では教育の質の改善も求められている。小学校では主要教科(算数、言語、宗教)等が優先され、体育、図工が時間割にあるものの、重要性への認識不足から、実施されることはない。また、座学中心で個性を認め、他児童と協力して何かを実現することなどの教育がほとんどなされていない。教育の質の改善を目的として、体育や図工を通して児童の健全な心身を育成し、通学が楽しくなるような教育手法を紹介する。これまでにシニア海外協力隊2名が派遣され高い評価を受け後続要請となった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

小学部の研修生約60名を対象に以下の活動を行う。
1.体育科、図画工作科の授業を紹介しつつ、情操育成に資する教科活動の重要性を伝える。
2.身辺材を使った教材の見つけ方、作り方などを紹介する。
3.意図的、計画的に行われる授業活動の重要性やそのために「学習指導計画案」を準備する重要性を伝える。
4.同市内の小学教員に寄り添いつつ体育・図工の授業や研修会を実施し、技術や知識を伝える。



3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

黒板、プロジェクター、必要プリントの印刷機と用紙

4)配属先同僚及び活動対象者

校長(男性 50代)、副校長(女性50代)、体育と音楽の教授3名(小・中・高全ての課程を教える)
・小学部の研修生約60名
・小学校を管轄する教育省県支局のスタッフや小学校の校長・教員・児童



5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

フランス語(レベル:C)又は英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:教員養成校で研修を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】