要請番号(SL47520C02)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
産業・エネルギー省
2)配属機関名(日本語)
繊維工業技術センター(CETTEX)
3)任地( ベン・アルース県ベン・アルース市 ) JICA事務所の所在地( チュニス県チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、繊維業および衣服業に係る技術的な支援を行っている公的機関。設立は1992年。主な事業内容は、同業界の企業に対する評価の実施や商品開発の支援、新技術や最先端技術の指導などの技術支援、繊維に関する研究、企業内、外研修の実施、また同業界の統計などを含めた情報の普及や伝播などを行っている。年間運営予算は、約2億2千万円。これまでに、服飾を中心に7名のJICA海外協力隊が派遣された。2009年~2013年、2015年~2020年で実施中の「品質・生産性向上プロジェクト」のカウンターパートであり、品質・生産性向上(カイゼン・TQM)の専門家が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国において繊維・衣服業は、製造業では第2位を占める主要産業である。国内には2000以上の大・中企業があり、20万人以上の従事者がいる。とりわけ輸出向けの既製服製造が盛んで生産量の90%以上を占め、特にヨーロッパ諸国にとっては、第5位の輸出国である。その様な背景の下、同配属先は国内唯一の繊維業技術センターとして上記事業を展開していおり、加えて、同機関に設置されている研究室では繊維・衣服の消費者の安全と健康を確保するための研究や分析も進めており、品質、耐久性に加え国内関連企業製品の国際・国内の安全規格保持を支援するプラットフォームとしての機能を目的としている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.配属先の担当コンサルタントが実施している、運営指導の技術向上にかかる企業巡回指導(主に工場)や講習などの現状および問題点を把握しその改善の支援を行う。特に、品質・生産性向上という観点の下、総合的な品質マネージメント手法や総合的な生産性向上マネージメント手法の指導、工場設備の維持管理に係る運営管理や予防の手法を指導する。
2.上記実施中のJICA技術協力プロジェクトの取り組みと関連業務については、適宜現場レベルの協力を実施し、プロジェクトの取り組みの定着や成果の拡大をサポートする。プロジェクト終了後は、取組の持続性を担保すべく、活動を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務室、研究室、研究機材(クロマトグラフィー、分光計GC-MS,LC-MSなど)、出張時は車両および運転手提供可能
4)配属先同僚及び活動対象者
・施設長:50代、男性、大卒の繊維分野エンジニア(民間企業での経験も有)
・管理職約15名(研修部、イノベーション部など)大卒レベル以上の繊維、化学
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務上必要
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務上必要
[参考情報]:
・同分野工場における実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地では、仏語も通用するが一般的に口語においては、アラビア語チュニジア方言が使われている。なお、配属先での英語でのコミニケーションが可能なので選考指定言語は英語Aでも可。