要請番号(SL47520C06)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
地方問題・環境省
2)配属機関名(日本語)
国営下水整備公社(ONAS)
3)任地( チュニス県チュニス市 ) JICA事務所の所在地( チュニス県チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1974年に下水道事業の管理・運営を目的として設立された機関。チュニジア全土の水資源保護と汚染処理を行っており、財政的に独立した工業及び商業的な部門を抱える。研究・工事・処理・技術協力を実施しており、予算は年間約200億円。従業員数は約4500名、全国に120の処理場、800のポンプ場を持ち、総管延長14799kmの規模で下水道処理を行っている。欧州ドナーを中心に資金援助や技術協力を受けている。2008年に下水道施設保守管理の長期SV及び下水処理システム計装技術の短期SV、2012年に下水処理機器保守技術の長期SV1名が派遣され、日本人への信頼も厚い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の保守部門はチュニス市シャルゲイヤ地区において、大チュニス圏の下水処理設備のメンテナンス・リハビリを司り、新規機材の導入にも関わっている。主に使用されている機材は欧州(伊、仏、スウェーデン等)から調達された旧式のものを再利用しながら保守・点検を行っている。ただし近年、熟練したエンジニアたちが退職する時期を迎えており、機械保守の技術が若年層に十分移転されていないことが問題となっている。そこで同僚とともに、機材の点検方法を確認し、より適切・効率的な方法を提案し、マニュアル化を進めることを目的として本要請があげられた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先であるONASの保守部門において以下の業務を行う。
1. 現有の機材・設備状況及び現在の保守の技術・方法を調査する(下水関連車両(特にエンジン)もしくは処理場・ポンプ場の機器の保守管理:隊員の専門により選択)。
2. より適切かつ効率的な保守の方法に向けた提案及び技術移転セミナーを企画する。
3. 機材の保守に関するマニュアル整備の支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィス、PC、コピー機、欧州メーカー中心とした車両・機器類(米・アジア系はなし)等
4)配属先同僚及び活動対象者
・施設長:男性1名、50代
・保守部門の同僚:エンジニア13名、技術者24名、平均年齢45歳。事務員等96名。
・カウンターパート:男性1名、30代
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:実務上必須
(指導経験)5年以上 備考:実務上必須
[参考情報]:
・下水処理機器保守技術
・下水道での実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(3~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地においては、仏語も通用するが一般的に口語においては、アラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。