【配属機関概要】

3）任地（ 南スラウェシ州マカッサル市 ） JICA事務所の所在地（ ジャカルタ首都特別州 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

当国では、地方分権が進んでおり、各州毎に初等、中等、職業訓練等の教育に関する施策を策定している。配属先の年間予算は1億4,000万円。配属先は、州内の特別支援教育分野では、中心都市マカッサル市にある州立ブルロケン特別支援学校及び州立プンビナ特別支援学校の2校を管轄している。
ブルロケン特別支援学校は、生徒数約160名(小学校約100名、中学校約30名、高等学校約30名)
同校の生徒は一部貧困層の健常者も含まれている。
プンビナ特別支援学校は、生徒数約250名(小学校約140名、中学校約60名、高等学校約50名)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

州内にはブルロケン特別支援学校及び州立プンビナ特別支援学校の2校があり、(1) 視覚障害児、(2) 言語聴覚障害児、(3) 知的障害児、(4) 身体障害児の4つのカテゴリーの障害児及び自閉症児を受け入れいる。
身体障害者及ブルロケン特別支援学校では健常者も含む中学・高校生の希望者を対象に、自動車整備の授業を行っているが、授業内容の質の向上及び生徒の習熟に合わせた指導は行き届いていないことから、青年海外協力隊員(JV)の要請に至った。(同配属先からは、本要請の他、音楽及び作業療法士JVも要請されている。)
JVは、2校の州立特別支援学校での活動が期待されているが、配属先の調整のもと、その他の教育機関を含め、州内の他の特別支援学校からの要請にも対応を依頼される可能性がある。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先と協議の上、州立ブルロケン特別支援学校及び州立プンビナ特別支援学校の2校を中心に、下記に関する指導、提言、支援が期待されている。
1. 活動先同僚と共に、個々の学生の得意分野や障害を把握し、授業内容案及び実施計画立案の作成支援。
2. 活動先同僚と共に、個々の学生の能力に合わせた自動車整備全般の技術能力向上を目指した指導。
3. 自動二輪(バイク)の整備指導も求められている為、同僚と協議し授業に取り入れる。
* 自動二輪(バイク)の対象は、主に4ストローク車となるが、一部2ストローク車も含む。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

バイクスタンド油圧式、バイクエンジン、ディーゼルエンジン車、ガソリンエンジン車、溶接機、コンプレッサー、
電機ドリルマシン、グラインダー、コンプレッサー

4）配属先同僚及び活動対象者

活動先同僚: ブルロケン特別支援学校 男性 1名 40代 学士
プンビナ特別支援学校 男性 3名 40代 高卒から学士
活動対象者: ブルロケン特別支援学校 20名 中・高(男子)/身体障害者及び健常者
プンビナ特別支援学校 5名 中・高(男子)/身体

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

インドネシア側の査証手続きの問題により、他国の同隊次より赴任時期が遅れる。インドネシア政府の方針で、自衛隊勤務経験者及び海外における軍歴保持者にはボランティアとしての査証が発行されないため、応募不可。