2021年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00921A04)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

パハン州教育局特別支援教育課

3)任地( パハン州クアンタン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は同州クアンタン管轄区内の特別支援教育に関わる業務全般を担当している。ダウン症、聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症・学習障害など発達障害がある児童生徒の受入れや登録、特別支援教育担当教員の質の向上に係る研修の実施、モニタリングを行っている。パハン州全体では小学校83校、中・高等学校42校に特別支援学級が設置されている。2019年3月にクアンタンの教職員25名は日本の特別支援学校等を訪問し、教員の児童生徒に対する接し方、学校教育で身につける必要な能力等に関する知見を深めた。日本訪問後、各学校で研修会を開催する教員が現れるなど、特別支援教育の質の向上に向けた機運が徐々に高まりつつある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国では教育省管轄の特別支援学校で聴覚・視覚障害に対してのみ教育を提供しており、身辺自立が可能な児童生徒は、州教育局管轄の一般校内に設置された特別支援学級で受け入れられている。各学校には特別支援教育の学位や修士を保持した教員がいるが、通常学級の免許を有しているのみのほとんどの教員は、短期間の研修を受講した後に特別支援学級に配属されている。教員とは別に、児童生徒のトイレ介助や学校生活をサポートする支援要員もいる。2020年3月まで2018年度1次隊(障害児・者支援)隊員が活動した。障害特性に合わせた教育実践の更なる展開を目指す同配属先から、特別支援教育に携わる教員および支援要員の知識・技術の向上と日本の特別支援教育経験の共有、児童生徒の自立を支援する補助教材のアイディアが隊員活動に期待され要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

域内の特別支援学級設置のプライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)とセカンダリースクール(日本の中学1年生から高校2年生)を巡回し、現地教員との協働を通じ、主に以下の活動に取り組む。巡回校は4-6ヵ月毎に変わる。
1. 発達障害がある児童生徒に対する支援方法の課題やニーズを捉え、改善のための提案と実践に取り組む。
2. 身近な素材を活用し、個々の障害特性に合った教材の作成や使用方法を考え授業等で実践する。
3. 体育や音楽、美術教育の中から得意なものを中心にその重要性を示し、現地の教員が実践できるように支援する。
4. 支援要員に対し、トイレ介助やその他支援方法の支援を行い、より障害の程度が重い児童生徒の受入れ体制を整える支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オルガンなどの楽器や職業訓練用のキッチン、淡水魚養殖のプール・学校菜園などがある学校がある。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:カウンターパート1名(経験20年、男性、40歳代)、特別支援学級教員(20代から50代の男女、経験1年から15年)、支援要員(20代から30代半ばの男女、経験1年から10年の公務員)
活動対象者:クラスの児童生徒数は5-9名(ADHDや自閉症など発達障害がある)、学校の規模によるがクラス数は最大でも7クラス程度

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)
    (養護教諭)

[性別]:(女性) 備考:同僚とのバランス

[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員に指導するため

[参考情報]:

 ・上記いずれかの免許が必要

 ・特別支援学校又は学級の教員経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

COVID-19の影響により、赴任時には「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性があります。