2021年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00921A15)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
G239 服飾
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

シブ職業訓練カレッジ

3)任地( サラワク州シブ ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機鉄道 で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1975年に職業訓練セカンダリースクールとして設立された後、幾度かの再編を経て2013年に現在の4年制職業訓練カレッジになった。6か月ごとの2期生で運営されており、16-19歳の学生がビジネス学科、電気電子機器学科、ホスピタリティ学科などで学んでいる。入学後の2年間基礎課程修了後に高卒相当資格(職業訓練教育)を取得できる。その後進級試験を経て、2年間の専門課程修了後に6か月間の実習経験を積むと短大卒業と同等資格(ディプロマ)を取得できる。ファッションデザイン科は4学年で平均80から90名の学生が在籍し、教員は7名。遠方から配属先に進学した学生は寮生活をしている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先には貧困などの家庭環境で育つ学生が多く、近隣にある孤児院からも多数の学生が通学している。配属先は、卒業を迎える学生が技術を習得し自立することを目的にしている。ファッションデザイン科はデザインから作製までを学ぶことに課題の多さを実感し、専門課程に進級せずに基礎課程の2年間で卒業する学生が多い。基礎課程では主に裁縫や採寸、裁断などテーラーの基礎を学習する。専門課程では創作デザインやドレーピング、卒業制作などに取り組む。学生は自分自身のPCを持参して授業を受けているが、Illustratorなどのソフトウェアに触れる機会が少なく、学生間の習得度に差が出ている。現状を踏まえ、学生に対しデザインすることの楽しさ、アイディアを形にすることの面白さを伝えることを期待し、JICA海外協力隊の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

同僚教員と共に以下の活動に取り組む。
1. 各分野に合ったパターンメイキングや裁縫などの実践的な技術を楽しみながら学べる教材を提案する。
2. デザイン画の技術を向上させるため、カラーリングや着装表現方法などを教える。
3. 卒業制作に向け、ポートフォリオ作成や創作デザイン能力の向上に取り組む。
4. 可能な範囲でIllustratorなどのソフトウェアの習得率を向上させ、学生の卒業後の進路の選択肢を広げる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

業務用および家庭用ミシン(Juki, Borther, Singer) 約30台、Illustrator CS6

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
学科長(40代、女性、経験18年)、コース長(40代、女性、経験21年)、同僚教員(20-30代、女性)
活動対象者:
16-19歳の学生(約80~90名)

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:同僚とのバランス

[学歴]:(専門学校卒)家政 備考:専門知識が必要なため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:専門知識が必要なため

[参考情報]:

 ・Adobe Illustratorの使用経験が必要

 ・ファッション産業界での経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

自転車に関しては、活動上必要があると事務所が判断する場合にのみ貸与予定である。
COVID-19の影響により、赴任時には「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。