2021年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00921A18)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

首相府経済企画院国際協力担当総局

2)配属機関名(日本語)

ラブアン自閉症発育センター
NGO

3)任地( 連邦直轄地ラブアン島 ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はラブアン自閉症協会の発足と同時に2016年に開校した、自閉症児の早期療育を目的としたNGO施設である。マレーシア・サバ大学ラブアン国際キャンパスの支援のもと、キャンパス内の一画にセンターを設置している。社会性や日常生活活動自立を目指した支援を提供し、より多くの児童が学校教育を受けられるように福祉局や教育局と協力をしている。現在ラブアンには360名の自閉症児がいるといわれており、そのうち89名が配属先センターに登録している。年間予算は約50万円で、運営費のほとんどを寄付等に頼っている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先があるラブアン島は開発が進んでおらず、都市部に比べると障害児教育の分野で後れを取っている。現地では障害がある子どもは公立の学校で教育を受ける権利があるとしているが、日常生活活動自立ができない子どもの受入れが難しいため、近隣の地域に根ざしたリハビリテーションセンター(CBRセンター)に通う場合がある。配属先は学齢期前の自閉症児を中心に早期療育を実施し、より多くの子どもに学校教育を受ける機会を提供する目的で活動している。既に島内の特別支援学級に通学している児童に対しても同様に、学校教育では実施されにくい社会性を育む支援を目標にしているが、障害児教育や早期療育を専門的に学んだスタッフがいない。他州ではTEACCHやABA(応用行動分析)の具体的な支援方法の実践が高評を得たことがある。これら現状と背景を踏まえ、個々の障害特性に応じた支援方法が期待され本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

現地スタッフと協働して、主に下記活動に取り組む。
1.普段の授業を通じ、個々の障害特性に応じた支援を提案し、改善に向けたアドバイスを行う。
2.日常生活活動自立や社会性を身に付けるために必要な支援方法や教材を紹介・実践する。
3.スタッフや家族を対象に、早期療育の手法についてのワークショップやセミナーを開催する。
4.個別支援計画を有効に活用し、個々の目標設定や支援が実施できるよう、スタッフや家族とアイディアを共有する。
5.必要に応じ家族や福祉局、教育局などの関係諸機関と関係を構築し、相互にサポートできる仕組みを構築する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、AV機器、楽器などの教材

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 施設長(40代女性、午後の部担当、経験2年)、心理士:1名(20代女性、大卒、経験5年)、教育担当スタッフ:3名(20代女性、高卒または短大卒、 経験1年)
活動対象者: 主に2~12歳の自閉症児 約35名

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:スタッフへの助言が必要なため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため

[参考情報]:

 ・障害児に対する早期療育実践経験が必要

 ・TEACCHやABAの知識や経験があると尚良い。

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

COVID-19の影響により、赴任時には「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。