2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00922A07)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

サバ州特別支援教育サービスセンター

3)任地( サバ州プタタン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、教育省管轄の特別支援学校(聴覚および視覚障害)に併設された施設で、障害者の早期療育と支援のための障害の評価や、リハビリテーション、療育相談、保護者や特別支援学級教員に対する技術支援等を行っている。管轄区内には特別支援学校が1校、特別支援学級を設置している一般小学校が13校、中高等学校が9校ある。また、特別支援学校や特別支援学級は教科担任制で運営されており、児童生徒のトイレ介助や学校生活をサポートする支援要員がいる。現在は感染防止策を徹底し対面での療育や個別相談等を実施している。2018年3月まで障害児・者支援の隊員が活動した。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国では教育省管轄の特別支援学校で聴覚・視覚障害に対してのみ教育を提供しており、日常生活活動の自立が可能な児童生徒は、州教育局管轄の一般校内に設置された特別支援学級で受け入れられている。各学校には特別支援教育の学位や修士を保持した教員がいる。しかし、通常学級の免許を有しているのみのほとんどの教員は、短期間の研修を受講した後に特別支援学級に配属されており、障害児教育の専門的な知識や経験が乏しい。特別支援学級であっても、教育は座学という認識が根強いことが起因し、視覚教材の導入など障害特性に合わせた支援が十分でない。特別支援教育の環境整備や視覚支援など実践的な支援方法の紹介、TEACCHやABA(応用行動分析)の導入の仕方など具体的な提案を期待しての要請となった。隊員は配属先を基点に管轄区内の特別支援学校および学級を巡回予定である。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

地区内の特別支援学級設置の学校プライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)とセカンダリースクール(日本の中学1年生から高校2年生)を巡回し、主に以下活動に取り組む。巡回校数や頻度は配属先と協議して決める。
1. 担当教員と共に授業に入り、合理的配慮に基づいた環境整備や、実践的な支援方法を具体的に示しながら提案する。
2. 同僚教員と共に、現地における身近な素材を使った、個々の障害特性に応じた教材を紹介・実践する。
3. 支援要員に対し、トイレ介助や身辺自立に関わる具体的な支援方法を提案し、より障害の程度が重い児童生徒の受入体制を整える。
4. 同僚と協働しワークショップや校内研修を企画し、特別支援教育担当者や教員の知識および技術向上を図る。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

視聴覚教室や玩具遊びスペースがあるなど、巡回校により所有機材が異なるが、楽器(カスタネットやリコーダー)やプール等がある学校がある。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先の同僚:カウンターパート1名(経験10年、女性、40歳代)、特別支援学級教員(22歳から50歳前後の男女、教員経験1-10年)、支援要員(20代から30代半ばの男女、経験1年から10年の公務員)
活動対象者:各クラス5-9名の児童生徒(難読症などの学習障害、脳性まひ、自閉症・ADHDなど発達障害など)、教員1名と支援要員で構成

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(教諭免許(校種・教科不問))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:教諭免許が必要なため

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:同僚に指導するため

[参考情報]:

 ・特別支援学校の経験は3年以上 なるべく

 ・特別支援学級の経験は5年以上 なるべく

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

TEACCHやABA(応用行動分析)の知識や経験があると尚良い。
新型コロナウイルス感染症の感染状況等に応じ、活動内容は適宜配属先と調整する。