2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00922B16)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/4 ・2024/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

サラワク特別支援教育サービスセンター

3)任地( サラワク州クチン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は教育省管轄の特別支援学校(聴覚および視覚障害)に併設された施設で、障害者の早期療育と支援のための障害の評価や、リハビリテーション、療育相談等を行っている。域内には特別支援学校の他、特別支援学級を設置しているプライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)、セカンダリースクール(日本の中学校1年生から高校2年生)がある。特別支援学校・学級は教科担任制で運営されており、児童生徒の学校生活をサポートする支援要員がいる。現在は感染防止策を徹底しながら対面での療育や個別相談等を実施している。2014年度2次隊、2019年度1次隊(障害児・者支援)の隊員が活動した。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国では教育省管轄の特別支援学校で聴覚・視覚障害に対してのみ教育を提供しており、日常生活活動自立が可能な児童生徒は、州教育局管轄の一般校内に設置された特別支援学級で受け入れられている。各学校には特別支援教育の学位や修士を保持した教員がいる。しかし、通常学級の免許を有しているのみのほとんどの教員は、短期間の研修を受講した後に特別支援学級に配属されており、障害児教育の専門的な知識や経験が乏しい。教育現場の1つの実態として、軽度、重度、視覚障害が合わさった重複学級など、多種多様なクラスがある。この状況から、配属先からJICA海外協力隊に対し、障害特性に合わせた教育の導入、日本の特別支援教育の経験の共有と効果的な教材の紹介と実践、TEACCHやABA(応用行動分析)の紹介等が期待され要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

市内の特別支援学級設置の学校を巡回し、教員等と主に以下活動に取り組む。巡回校数等は配属先と調整する。
1. 発達障害がある児童生徒に対する支援の課題やニーズを捉え、改善のための提案と実践に取り組む。
2. 身近な素材を活用し、個々の障害特性に合った教材の作成や使用方法を紹介し授業に用いる。
3. 体育や音楽教育の重要性を示し、その中から得意な分野の支援方法を提案する。
4. 支援要員に対し、トイレ介助やその他支援方法の支援を行い、より障害の程度が重い児童生徒の受入れ体制を整える支援を行う。
5. 保護者や教員に対する研修会の開催を通じて現地特別支援教育の底上げを図る。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

視聴覚教室や玩具遊びスペース、図画工作の道具、楽器(リコーダー、カスタネット、オルガン)等があるが、巡回校により異なる。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:作業療法士(30代、女性)
活動対象:
同僚教員(20-40代、多くが女性、大卒、短大卒、高校卒、実務経験1-10年)、支援要員(20代から30代半ばの男女、経験1年から10年の公務員)
児童生徒:ADHDや自閉症、ダウン症、比較的軽度の知的障害、重複障害学級を巡回することがある

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)
    (養護教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚とのバランス

[経験]:(教員経験)5年以上 備考:現地教員を指導する為

[参考情報]:

 ・特別支援学校や学級での教員経験 必ず

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

TEACCHやABA(応用行動分析)の知識や経験があると尚良い。
新型コロナウイルス感染症の感染状況等に応じ、活動内容は適宜配属先と調整する。