要請番号(JL00925A03)



・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
人的資源省
2)配属機関名(日本語)
職業訓練指導員・上級技能訓練センター(CIAST)
3)任地( スランゴール州シャーアラム ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本センターは世界クラスのインストラクターを育成することをミッションとして、1983年に日本政府のASEAN人造りプロジェクトのもとで設立された、人的資源省技能開発局傘下唯一の職業訓練指導員養成校である。自動車、電子工学、ICTなどの分野での現場指導員養成研修や管理・監督者研修を実施し、職業・技術教育訓練(TVET)を提供する高等技術トレーニングセンターなどの指導者を育成している。産業人材育成は第12次国家計画(2021-2025)において政策方針の一つとして掲げられており、高所得国入りを目指すマレーシアにとって最重要課題の一つとなっている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では2020年に新国家自動車政策を発表し、国内自動車産業の競争力と能力の向上、省エネ車(EEV)域内ハブなどを含む自動車産業の包括的発展を目指している。この政策の一環として、政府は電気自動車(EV)の普及を促進するために、政府公用車やバスをEVに切り替えるなどの取り組みを行っている。このような動きの中で、国内唯一の指導者養成機関である本センターにおいても、EEV、特にEVに関する総合的な知識と理解を深め、技術を高めることが求められている。将来的には需要が高まると予想されるEEVの診断技術にも対応できるよう、訓練内容や教材の見直し、技術者の養成が期待されて本要請が行われた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
省エネ車(EEV)、特に電気自動車(EV)に関する以下の活動を行う。
1. EVに関する総合的な知識や技術を同僚講師に伝え、職業訓練校でのインストラクターを目指す学生に指導できるレベルにまで高める。
2. 学生にEV車の技術(基礎や仕組みなど)を効果的に伝えるための教材や学習資料を作成する。
3. 自動車整備全般の整備品質を向上させるための支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
電気自動車(三菱 i-MiEV 2012)、ハイブリッドカー(トヨタ プリウス)、 電気自動車トレーナーセット(OEM)、 ハイブリッドカートレーナーセット(OEM)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・自動車整備課主任(40歳代、男性、経験22年)
・同僚講師(50歳代、男性、経験30年)
・同僚講師(30歳代、男性、経験12年)
活動対象:
・学生約25名(平均年齢20歳、男女)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士以上)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚の学歴を考慮
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:同僚の経験年数を考慮
[参考情報]:
・電気自動車に関する技術と経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)