要請番号(JL00925A10)
募集終了



・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
人的資源省
2)配属機関名(日本語)
高等技術トレーニングセンター(ADTEC)シャーアラム校
3)任地( スランゴール州シャーアラム ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当センターは、2003年に産業界の熟練技能者を養成することを目的として開校した職業訓練校である。全国に8校ある高等技術トレーニングセンターの一つであり、各地域の職業能力開発の中核的な役割を果たしている。当センターには、3年制の溶接コース、自動車製造コース、航空機整備コースなど8つのコースがあり、学生には卒業後に即戦力となる高等技術の習得を目指した訓練を提供している。学生総数は約650名、講師・職員数は約130名。当センターには、これまで自動車整備や電気・電子機器の分野で海外協力隊の派遣があるが、溶接分野での派遣は今回が初めてとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当センターの溶接コースでは、産業発展の基礎となる技術者の養成に取り組んでおり、炭素鋼、ステンレス鋼、アルミニウムを含む溶接プロセス(被覆アーク溶接・MIG溶接・TIG溶接・サブマージ・炭酸ガスアーク溶接(フラックス入りワイヤ使用))の理論授業と実習を行っている。学生は設計、品質保証、検査、試験及び管理に関する知識・技術や、安全規定を満たすための計画や作業管理を学んでいる。しかし、現地講師のみの授業運営や作業管理では、最新技術や経験に基づく講義や実習内容の知識・技術が不足しており、より高いレベルの訓練を実施するために海外協力隊が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
溶接コースの同僚講師と協力して、即戦力となる質の高い技術者の育成を支援するための以下の活動に取り組む。
1. 経験の浅い講師や学生に対して、溶接技術(スティック溶接、MIG溶接、TIG溶接、プラズマアーク溶接など)を指導し、技術の向上を図る。
2. ロボット溶接、ウォータージェット切断、レーザービーム切断・溶接などに関連する数値制御機器の研修をサポートする。
3. 理論の講義のサポートを行う。
4. (可能な範囲で)マレーシア国内の関連企業との関係構築や連携、調整を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
アーク溶接機、炭酸ガスアーク溶接機、レーザ溶接機(Trumf Haas Laser 333)、レーザ切断機(Laserland)、ロボット溶接機(Motoman)、ウォータージェット切断機、各保護具など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・部門長: 男性、60歳代、大卒、経験約40年
・学科長: 男性、50歳代、大卒、経験約35年
・講師: 5名、30-50歳代、短大-大卒
活動対象者:
・学生約60名、同僚講師
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚の学歴を考慮
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:要請内容に対応するため
[参考情報]:
・特記事項参照
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
「JIS被覆アーク溶接中板専門級又は基本級」 「JIS半自動溶接中板専門級又は基本級」 「JISステンレス鋼溶接薄板専門級又は基本級」 のいずれかの有資格者又は経験者