2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00925B01)

国名
マレーシア
職種コード 職種
I104 高齢者介護
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

女性・家族・社会開発省

2)配属機関名(日本語)

ルマ・セリ・ケナガン高齢者施設チェラス

3)任地( スランゴール州チェラス ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

社会福祉局では、障害者・子ども・高齢者・青少年・災害時の支援など社会的弱者の支援を行っている。同局高齢者部門では、入所施設の運営、高齢者のエンパワメントや移動手段提供等を管理しており、配属先は主に入所施設の管理運営を担当。配属先は、身寄りがなく収入のない60歳以上の高齢者のうち、自分の意志があり、HIV等の感染症の問題がなく、身辺自立可能である高齢者を受け入れる施設であり、全国に10か所あるうちの1つである。配属先への入所には社会福祉局の審査が必要である。現在2代目となる高齢者介護隊員が派遣中であり、2026年5月まで活動予定。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先となる高齢者施設は入所者200名の規模に対して、看護師、作業療法士、理学療法士、介助員計42名で対応している。看護師は医療面に携わることがほとんどで、毎日の軽運動や音楽などの余暇活動は作業療法士が中心となり介助員と実施しているが、効果的な活動実施には至らず、ある程度介助の必要な入所者への活動は置き去りにされている。また介助員の多くが高校卒業後、専門的な教育をほとんど受けないまま保健省に採用、その後病院や施設に派遣されるため、生活介助や安全確保、環境整備などは医師や看護師の指示に基づいて実施しているが、介護の質にばらつきがある。介護技術向上、生活介助や余暇活動等の充実を目標に、JICA海外協力隊の要請となった。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

作業療法士とともにリハビリテーション以外の部分での活動充実、および介護技術の向上を目指す。
1.軽運動や音楽療法、美術活動などの余暇活動を実施し、介助員に対して有用性や実施方法などを指導する。
2.日常生活や余暇活動実施を通じて、入所者の残存機能維持を目指せるような取り組みを提案、紹介する。
3.生活介助の必要な入所者に対し、移乗の介助等具体的な方法や必要性などを介助員に対して提案し、改善する。
4.必要に応じて認知症やその他精神症状に応じた安全管理や排泄・入浴のケアなど効果的かつ効率的な手法を紹介する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

庭園や楽器、施設内ショップ、リハビリテーションルームなど

4)配属先同僚及び活動対象者

所長(40代・男性)、副所長(50代・男性)、看護師5名(30-50代・女)、作業療法士(20代・女性)・理学療法士各1名(30代・男性)、介助員32名(高卒・20-50代・男女)、入所者約200名(多くが60歳以上)、ソーシャルワーカー11名(20-50代・男女)
*身辺自立が出来ていることが入所条件であるが、完全介護が必要な入居者もいる。

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(介護福祉士)
    (社会福祉士)

[性別]:(女性) 備考:同僚職員に合わせるため

[学歴]:(大卒) 備考:同僚療法士に合わせるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚に指導するため

[参考情報]:

 ・高齢者介護施設での経験必ず

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】