要請番号(JL00925B04)



2代目
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ポートディクソン教育事務所特別支援教育課
3)任地( ヌグリスンビラン州ポートディクソン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はポートディクソン教育事務所管轄区内の特別支援教育に係わる業務全般を担当している。聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症・学習障害など発達障害のある生徒の受け入れや登録、特別支援教育担当教員の質の向上にかかる研修の実施やモニタリングをおこなっている。管轄区内には特別支援学級が設置されている一般学校の小学校(日本の小学校1年生から6年生)が13校、中高等学校(日本の中学1年生から高校2年生)が7校ある。事務所配属の特別支援教育担当は1名。同事務所には過去1名隊員が派遣されており、同州スレンバン教育事務所へは同職種隊員が2名派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マレーシアでは教育省管轄の特別支援学校で聴覚・視覚障害に対して教育を提供しており、日常生活活動や自立ができる児童は各州教育局管轄の一般校内に設置された特別支援学級で受け入れられている。後者の各学校には特別支援教育の学位や修士を持った教員もいるが、短期研修受講後に特別支援学級配属になる教員も多い。そのため、専門的な知識や経験が少なく、障害の特性に合わせた教育・指導方法の導入、TEACCHやABA(応用行動分析)などを取り入れた授業や情操教育への取り組みが課題である。そこで、より効果的な教員の知識・技術向上と生徒の基礎学習・自立支援促進が期待され要請に至った。同配属先へは2名の隊員派遣を予定しており、本要請は小学校に派遣される要請である。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
隊員は市内の特別支援学級が設置されている小学校に派遣され、現地教員らとともに以下の活動に取り組む。
1. 教員と一緒にクラスに入り、ADHDや自閉症など発達障害のある生徒への指導上の課題やニーズを探し、改善のための提案を行い、ワークショップを開催する。
2. 個々の障害特性に合った教材・教具を身近な素材で作成・使用する方法を紹介し、同僚教員と共に授業に用いる。
3. 教員資格を持たない介助員や教員らと、より障害の重い児童の受入れ体制を整える環境作りに取り組み、生徒らが自立した活動ができるよう支援する。
4. 巡回活動に関しては、配属先と調整の次第で、活動に含まれることもある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、ホワイトボード、マーカー、その他一般的な文房具、理学療法室
4)配属先同僚及び活動対象者
特別支援教育教員(48歳、女性、経験16年)
特別支援学級教員(30から50代男女、経験1から15年)
支援要員(年齢20から50代男女、経験1から10年の公務員)
各支援学級生徒5-9名、最大5クラス(7-14歳)
※自閉症やダウン症、比較的軽度の知的障害のある生徒が通学
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚に合わせるため
[経験]:(教員経験)5年以上 備考:同僚にアドバイスするため
[参考情報]:
・特別支援学校または学級での指導経験必ず
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)