要請番号(JL00925B06)



・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性・家族・社会開発省
2)配属機関名(日本語)
ワンストップ発達早期介入センター(OSEIC)サラワク
3)任地( サラワク州クチン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は自閉症やダウン症、学習障害やその他の発達障害を持つ6歳以下の子どもへの早期介入施設として、設立された。国営の石油会社ペトロナスから初期投資を受け、2020年10月創業開始。その後はサラワク州女性家族社会開発省幼児局管轄の組織として運営されており、同省大臣を筆頭とする諮問機関を有し、特別支援を必要とする子どもの両親のための組合も運営に関わっている。発達の遅れの兆候を早期に特定する早期スクリーニング評価や個々の子どものニーズと目標に応じた個別化介入計画と発達報告書を提供する統合型早期介入サービス、子どもたちが小学校への移行に備えられるよう移行支援を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は現在3カ所の主要センターを持ち、隊員の主な活動先となるクチンでは約630人、ダラットでは約60人に対しサービス提供をしており(2025年6月末時点)、ミリは2026年内に約500人へのサービス提供を見込んでいる。州全体での早期介入サービスへの需要の高まりを受けて、OSEICサラワクは、2030年までに州内の各行政区に8つの主要センターを展開し、地域の住宅街には小規模なサテライトセンターを設置することを目指している。しかし、言語聴覚士の深刻な人材不足という課題があり、加えて子どもを中心としたツールや学習方法の導入、子どもへの効果的な介入手法の共有を目的としたスタッフ研修など、サービスの質の向上も期待され、JICA海外協力隊要請となった。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚の理学療法士や作業療法士、施設職員らと共に、言語・コミュニケーション支援を中心として以下の活動を実施する。
1. 個別の言語療法セッションや評価を通じて、子どもの発達を支援する。
2. 日本の幼児教育に基づいた日本式の子ども中心のツールや遊びを通じた学習法を導入する。
3. 視覚教材や日課の構造化など、発達支援に効果的な多様かつ構造化された介入プログラムを共同で設計・実施する。
4. 日本のベストプラクティスを共有する研修や資料作成を通じて、スタッフの育成を推進し、専門性の向上を図る。
5. 親子活動やワークショップを通じて、保護者の参加を促進し、理解と関与を深める。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:作業療法士3名(30代、女性)、理学療法士1名(20代、女性)、早期介入アシスタント26名(20-50代、女性)
活動対象者:0-6歳の子ども約630名
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(言語聴覚士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚らに合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚らに助言するため
[汎用経験]:
・障害者を対象とした活動経験
[参考情報]:
・療育の現場経験必ず
・児童発達支援センター勤務経験なるべく
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
主にOSEICクチンで勤務することになるが、配属先の依頼次第では巡回や出張をする可能性もある。