2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00925B09)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

女性・家族・社会開発省

2)配属機関名(日本語)

ベンケルダヤ スンガイプタニ障害者職業訓練所

3)任地( クダ州スンガイプタニ ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+車 で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

州社会福祉局は高齢者、児童、障害者、母子家庭、青少年犯罪者更生、自然災害支援を主な業務としている。障害者支援では、入所施設や就労移行訓練センター等の運営の他、州内に42か所あるCBR(地域リハビリテーション)センターの管理・監督をしている。配属先は同局傘下の障害者就労・職業訓練施設で、障害者の社会的自立と雇用の促進を目的としたスキル訓練が行われており、特定分野でのスキルを向上できるように支援をしている。配属先には過去にソーシャルワーカーの隊員が派遣されていた他、同じく社会福祉局傘下の施設障害者ワンストップセンター所属の隊員らが協力して活動しており、現在も同センター配属の障害児・者支援隊員が定期訪問、支援をしている。



【要請概要】

1)要請理由・背景

軽度身体障害や軽度から中程度の知的や発達障害を持つ男女約40名が配属先を利用しており、寮での集団生活も行っている。職業訓練で製作したバティック生地製品や土産品、スナック菓子等に関してはオンラインでの販売も行っているが、更なる製品の市場価値向上に向けた、マーケティング、プロモーション、販売手法、付加価値アプローチなどが必要であり、政府関連だけでなく、民間部門とも連携し、製品が広く市場で受け入れられるための戦略や助言が期待されJICA海外協力隊の要請となった。加えて、障害がある未就学児や成人が利用しているCBRセンターが地域の小規模作業所や就労移行支援センターとしての役割を担っており、各センターで開発した製品の販売もしている。それら製品の販路が限定的であるため、同様に製品価値の創出、販売促進や販売先開拓が期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

布製品、クッキー等製菓品、民芸品、バティック等の製品ブランディングを中心に、カウンターパートや施設、CBRセンタースタッフと共に以下の活動を行う。
1. 既存の各製品の特色や背景を調査し、市場に見合った製品を製作できるよう、地元のトレンドやニーズを洗い出し、ワークショップなどを通じて助言する。
2. 販路開拓のため行政や地元企業へ働き掛け、州内外で実施されるイベント等に積極的に参加し、広報活動を支援する。
3. 持続的な販売や生産ができるよう、適正な販売価格の設定、生産数、食品の場合は成分表示や賞味期限など、可能な範囲で提案をする。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、コンピューター、プリンター、各CBRセンターには、ミシン、キッチンや菜園などがある。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:施設長(50代、女性、社会福祉系部門勤務28年、大卒)
カウンターパート2名(40代、男性、大卒)
各CBRセンター:センタースタッフ(平均20-30代、男性・女性、経験主に1-10年、高卒など)
活動対象者:ベンケルダヤ利用者44名(男性30名、女性14名、年齢18-45歳)

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚らに合わせるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚や対象者らに助言するため

[汎用経験]:

 ・営業や販促、商品開発の経験

 ・障害者を対象とした活動経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住民の多くがムスリムでありマレーシアの他州よりムスリム色が強く、金・土曜が週末となり、日曜から木曜が活動日である。