要請番号(JL00925B21)
募集終了
3代目
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
東南アジア教育大臣機構(SEAMEO)
2)配属機関名(日本語)
理数教育センター(RECSAM)
3)任地( ペナン州グレゴール ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
東南アジア教育大臣機構は1965年、ASEAN加盟国の教育・科学技術・文化を通じて、加盟国間の協力促進を目的に設立された。配属先の理数教育センターは1967年にマレーシアで設立され、東南アジアにおける初等・中等理数科教育の改善を使命としている。5年ごとの開発計画に基づき、毎年5月と8月に約1か月間、ASEAN諸国の現職教員・生徒へ研修を実施するほか、教材(ビデオ含む)の開発や、ASEAN共通の理数科カリキュラムの研究も行っている。また、アフリカ地域の理数科教員を対象としたJICA第三国研修の受け入れも実施。これまでに短期派遣を含め10名のJICA海外協力隊を派遣しており、数学教育については現在派遣中の隊員が2代目となる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
東南アジアの多くの国では、知識の暗記を中心とした教育が行われており、学習者の能動的な学びや学習プロセスを重視する教育が課題となっている。そのため、身近な素材を活用して楽しみながら学べる授業や、教えて考えさせる授業、学習者主体の授業が広まっていくことが期待されている。また、本センターの講師は高い技術力と教員経験を有しているが、必ずしも初等・中等教育の現場経験があるわけではない。そこで、現場での実践経験が豊富な隊員を派遣することで、こうした課題の解決を図ることことを目的として本要請が行われた。本センターが実施する研修やワークショップを通じて、教師の授業力や教材研究能力の向上、生徒の理解力や応用力の育成が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の一員として、学習者の算数・数学科に対する興味・関心を高めるために、主に以下の活動に取り組む。
1. 国内外の教員・学生・児童生徒などを対象に、学習者主体の研修やワークショップの立案・実践・改善を行う。
2. 研修やワークショップ参加者に対して、身近な素材を活用した実践的な授業スキルやアイデアを紹介する。
3. 配属先の同僚からの様々なアイデアを活かし、ワークショップなどを通じて研修カリキュラムの改善や教材研究・開発に関する助言や指導を行う。
4. 日本での授業経験や日本の算数・数学教育、教育手法について紹介する。
5. 可能な範囲で、動画教材の作成を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室(個室、机、椅子、コンピュータ、プリンター、インターネット環境など)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・副センター長(50代男性、教授経験30年以上、博士号所持)
・数学科講師3名(40-60歳代、経験20-30年、博士号所持)
活動対象者:
・国内外の児童生徒、学生、教員など
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:A)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴を考慮
[経験]:(指導経験)10年以上 備考:教員への指導が含まれるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・活動言語は英語であるが、配属先ではマレー語が使用されることもあるため、現地語学訓練においてマレー語を学習する。





