2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL01223B12)
募集終了

国名
フィリピン
職種コード 職種
H132 公衆衛生
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1
動物咬傷治療センターの様子 狂犬病月間(3月)のセミナー様子 ブラカン州保健局オフィス 外観 ブラカン州保健局オフィス 外観 ブラカン州保健局オフィス 外観

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国家経済開発庁ボランティア調整局

2)配属機関名(日本語)

ブラカン州保健局

3)任地( ブラカン州マロロス市 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

任地のブラカン州マロロス市はマニラ首都圏から約50km北に位置しており、首都圏から直通の高速バスも出ている比較的アクセスが良いエリア。配属先はブラカン州全体を管轄する保健局で、州内24市町村の地域保健事務所を統括している(日本の県保健事務所に相当)。本要請の「狂犬病予防プロジェクト」を主に担当している公衆衛生課には職員43名が所属。国内でも特に狂犬病が蔓延している州であるため、2018年8月から5年間実施されていたJICA事業「SATREPS:フィリピンにおける狂犬病排除に向けたワンヘルス・アプローチ予防・治療ネットワークモデル構築プロジェクト(JAPOHR)」の対象地域として選ばれ、新しい狂犬病対策法が導入されている。同保健局では、主に対ヒトの狂犬病対策を行っている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

フィリピン保健省は年間約250人の狂犬病による死亡例を報告しており、同国は狂犬病が公衆衛生上の重大な問題としてとらえられている世界上位10か国のひとつとされている。フィリピン政府として、2030年までに狂犬病を制圧する目標を掲げており、この目標に貢献するため2018年からJICAによるSATREPS事業が実施されてきた。本事業によりブラカン州では新しい狂犬病対策法(迅速診断法と狂犬病データ共有アプリ)の導入と研修が実施され、今後も引き続き狂犬病対策能力向上支援に取り組んでいきながら、全国にその知見を広めていくモデル地域となることが期待されている。上述JICAによるSATREPS事業関係者(専門家・業務調整)として元JICA海外協力隊らが活躍していたことからも、現地からのボランティア事業への期待値は高く、今般JICA海外協力隊の要請がされた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

公衆衛生課の同僚と共に、以下の活動を行います。
1)州内で最も動物咬傷患者数の多い6地域を巡回し、実態を把握
2)担当職員らによる狂犬病予防対策のための研修提案、実施
3)狂犬病データ共有アプリの管理サポート
4)住民に向けた狂犬病予防対策のための啓発活動(研修、ラジオ放送、資料作成等)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、野外対応プロジェクター、スピーカー、ネットワーク機材等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
公衆衛生課 職員43名、内カウンターパート1名(家畜検査官、30代女性、勤続歴9年)

活動対象者:ブラカン州の重点6地域の住民(約80万人)とその内の動物咬傷患者(約500~1,000人)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:理論的に学んだ経験が必要

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実務経験に基づいた指導が必要

[汎用経験]:

 ・地域社会を対象とする活動の経験

[参考情報]:

 ・狂犬病予防に係る知識が必須

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

保健師や獣医師の資格があるとより活動の幅が広がる。しかし、活動内容は住民対象の啓発活動が主となるため、狂犬病についての知識を持ち新しい技術について積極的に学ぶ姿勢があれば対応可と思われる