要請番号(JL01224B02)
募集終了

・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
国立ドン・マリアーノ・マルコス記念大学
3)任地( ラ・ウニオン州バクノタン町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同大学は1960年に農業高校として設立、その後1974年に国立大学として認可されました。州内に3つのキャンパスを有し、敷地面積は1,120ヘクタールにも及びます。自然豊かな立地を生かした養蜂、養蚕、水産などの研究施設を有する他、情報工学、教育、工学部、農学部、アグロフォレストリー学部といった学部も設置されています。この広大な3つのキャンパスの学生ならびに地域住民の安全と秩序を守るため、2020年、災害危機軽減管理ユニットが設立されました。3つのキャンパスの学生数は約23,000名、スタッフ数は約1,800名の規模です。1980年代からこれまでに22名のJICA海外協力隊員派遣実績があります。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は1,120ヘクタールの敷地を有し、北部のキャンパスは山間部に位置しているほか、中央、南部のキャンパスは海抜が低く沿岸に近い立地であることから、自然災害が懸念される環境にあります(過去には、北部キャンパスの一部が土砂崩れ被害を受けた経緯あり)。そのような背景から、地域の災害危機軽減管理事務所とも協力し、大学災害危機軽減削減ユニットが設立されました。これまでに、災害リスクの評価、標準避難手順の作成、地震に備えた避難訓練、スタッフや学生への緊急時のトレーニングなどを実施してきましたが、さらに自然災害への備えを充実させるため、当要請に至りました。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚スタッフならびに3つのキャンパスの防災担当者と、下記の活動を行います。
1. これまで作成された災害リスク管理戦略やリスク評価、地域防災計画、避難計画の見直しのための支援
2. 防災担当者や職員、学生、地域住民を対象とした、避難訓練や、災害時訓練の策定支援、ならびに訓練の実施(応急手当訓練も含まれる)
3. キャンパスごとに想定される災害リスクに対応した、防災意識を高めるための啓発活動への支援
4. 緊急対応のために必要な機材選定へのアドバイスや、使用方法の訓練の実施
5. 必要に応じ、地域の災害危機軽減管理事務所主催の訓練に参加、大学関係者への訓練に応用することも期待される
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
無線機、PC等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
男性3名(30~40代、防災担当の経験は約10年)ならびに各キャンパスの防災担当者
活動対象者:
大学職員(約1,800名)、学生(23,000名)、地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動に必要なため
[参考情報]:
・災害対策活動の運営・実施経験が必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
学生を対象とした、文化交流イベントへの協力も期待されています。
最寄りの医療施設があるクラーク市までは、公共交通機関で4時間を要します。