要請番号(JL01225B02)
募集終了


2代目
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画開発省ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
農業省フィリピンカラバオセンター ウバイストックファーム
3)任地( ボホール州ウバイ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ首都圏マカティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
フィリピンカラバオセンターはフィリピン農業省下の国家政府機関で、乳、肉、労働力、皮革の供給源としてカラバオ(水牛)を飼育、繁殖促進し、地域農家の生活及び生計向上に貢献することを目的としています。配属先となるウバイストックファームはフィリピン国内に13か所ある地域センターの一つで、ボホール、セブ、マスバテ州においてカラバオ開発プログラムを実施しており、人工授精、雄牛の貸し出し、生乳分析、栄養や環境の研究、技術者及び農民に対する各種研修及び普及活動、マーケティング支援などを行っています。近年、妊娠した雌牛の貸し出し事業が拡大し、繁殖が急務となっています。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同配属先では、農耕の労働力としてカラバオの活用を推進しています。そのために、農民に向けて研修を行い、条件を満たす農家に対してカラバオ雄牛を貸し出しています。近年においては、妊娠した雌牛も貸し出し、生まれた子牛を近隣の農家に提供することで、貸し出した雌牛を所有できるというプロジェクトも開始しています。貸し出した水牛が増えることで、適切に飼育されているのかをモニタリングし、必要に応じて飼育指導も必要となってきています。3州の農家に計画的にカラバオを供給し、農家のモニタリングを適切に実施するためには人材の育成が急務となってきているため、隊員の派遣に至りました。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
カウンターパートと共に、下記の業務に携わります。
1. 併設された牛舎2棟の水牛の群れを増やすために、効果的な健康管理、繁殖管理の体制を定着させます。
2. 併設された牛舎2棟の病気になった水牛の診察、治療を行います。必要に応じて解剖検査を行い、病気の原因を探るとともに、対策を講じます。
3.農家に貸し出された水牛や、酪農組合の共同牛舎の水牛の健康管理のためのアドバイスや診察を支援します。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
超音波検査機器、乳質検査機器等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先職員は59名(うち約10名が正職員)
配属先同僚:カラバオ関連企業開発部門職員40代
プロジェクト責任者:農業技術者40代男性
活動対象者:対象地域の酪農家は約150名程度
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:基本的な専門知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実際の開発や分析を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25 ~ 35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地Ubayは遠隔地の僻地であり設備の整った病院はないため、心身ともに健康な人材が求められます。設備の整った病院のあるマニラ首都圏・セブ市までは空路移動となり、最寄りのTagbilaran airport までは公共交通機関(バス)で3時間を要します。