【配属機関概要】

3）任地（ ウボンラーチャターニー県ワリンチャムラープ郡 ） JICA事務所の所在地（ バンコク都 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先のあるウボンラーチャター二ー県はバンコクから東北東へ約630キロメートル、東はラオス、南はカンボジアに隣接するタイ最東部の県である。配属先は、1956年設立、生徒数約850人、教師数50人ほどの公立の中高一貫校であり、日本語教育は1996年から開始されている。同校は同県に3つある教育省指定の日本語センター校の1つで、郡の市街中心部にある。日本語教育プログラムを実施する周辺の11校を支援し、学校間の連携を促進し日本語教育の発展を牽引している。過去に国際交流基金の日本語パートナーズ(以下、NP)が6期派遣されており、日本人と働くことへの理解がある。隊員は2021年より1代目の日本語教育隊員が派遣されている。外国語教育では、日本語の他、英語・中国語がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、語学学習の重要性を認識しており、学校全体で日本語をはじめ外国語の学習環境改善・向上に取り組んでいる。日本語教育センター校として、管轄地域の日本語教育の発展を牽引する重要な役割を担っていることから、教師の一層の指導力向上や、授業内容の改善、日本語コンテストやキャンプ等の効果的な実施等を目指し、タイ人教師との共働を通し、お互いに学び高め合いながら日本語教育の質の向上を目指すことを期待して、隊員派遣が望まれている。また、生徒の学習目的は様々であることから、生徒それぞれの興味・関心を高めるための多種多様な仕掛けを創意工夫し、生徒の学習意欲を高めることにより日本語能力向上につなげたいと考えている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.日本語の授業をタイ人教師と協働で行う。(協働の形はCPと調整、週18コマ程度)
2.日本(語)クラブの企画・実施を支援する。
3.日本語コンテストや日本語キャンプ等のセンター校としての取り組みについて企画・実施を支援する。
4.日本語能力試験対策において、指導・助言を行う。
5.(可能な範囲で)他の隊員や日本語教育関係者等と連携し、協力活動を企画・実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

日本語教材(『あきこと友だち』※国際交流基金によるタイ人日本語学習者向け教材、『こはるといっしょに』 『みんなの日本語』)、プロジェクター、PC、Wifi

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
日本語教師2名
(30代、男性、経験7年、N3、訪日研修1.5ヶ月/30代、女性、経験7年、N3)
活動対象者:
中高校生100名程度(必修授業)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

日本人ボランティアが1名在籍しており、週2～3回程現地教師の授業に入り、発音練習のデモンストレーションなど日本語ネイティブスピーカーとしてのサポートを行っている。センター校として地域を牽引する役割を担うことから積極的な取り組みが求められる。活動・生活においてタイ語は必須。2学期制(5月～9月、11月～3月) 。学校のホームページはこちら