要請番号(JL01825B02)



3代目
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会開発・人間の安全保障省
2)配属機関名(日本語)
タンヤブリー貧困女性の保護施設
3)任地( パトゥムターニー県タンヤブリー郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1941年に男女共同施設として始まり、1988年から男女別となった貧困女性保護施設である。本施設はタイ中央部11県を管轄しており、同様の施設はタイ国内に11か所ある。役所や警察、病院等からの連絡で保護された女性や、家族が世話ができない女性など原則18歳以上の女性約513名が入所している。現在では入所者のうち200名以上が高齢者(60歳以上)となっており、入居者同士の老々介護が行われている。職員数は約40名。寮10棟×60名、600名入所可能。2016年度3次隊・2023年度2次隊でそれぞれ高齢者介護隊員が派遣されていた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
入所者は、家族が見つかり社会復帰できるようであれば、訓練を経て退所することができるが、実際には身寄りがない入居者がほとんどであり、9割が残っているのが現状である。精神障害等のため薬が必要な障害者も多い。同施設は、長期間にわたり入所している方々に対し、彼女らの心のケアやストレスの解消を目的とした新たなレクリエーション活動(体操、ゲーム等)を導入することや、職業訓練で実践している織物や編み物、裁縫などの製品への助言や日本文化の紹介など、入所者に対して様々な機会を提供することを目的に、JICA海外協力隊の要請に至った。隊員が派遣されることで、入所者だけでなく、職員にとっても刺激となることが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 「入所者の個人の機能を向上させること」と「入所者のこころとからだのリハビリ」を目的としたレクリエーション活動を行う。
2. 配属先内外で行われる各種行事・グループ活動へ参加・協力をする。
3. 入居者のQOL向上のためになる取組みを提案・企画する。
その他、アートセラピーやゲーム、職業訓練など、隊員の専門性や経験を活かした活動が歓迎されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
手工芸道具、トレーニング器具、オープンスペース
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:職員: 約40名
センター長、ソーシャルワーカー等公務員のスタッフ
入居室対応スタッフ、心理学者等
活動対象者:513名 (うち約200名が高齢者)
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(介護福祉士)
[性別]:(女性) 備考:女性対象の施設のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:即戦力が求められるため
[汎用経験]:
・障害者を対象とした活動経験
[参考情報]:
・高齢者支援施設での実務経験が必要
・精神障害への理解があることが望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(18~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・タイの単身用住居はキッチンや洗濯機が無いのが一般的。