要請番号(JL01825B09)


2代目
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
天然資源・環境省
2)配属機関名(日本語)
第12地区環境・公害管理事務所(ウボンラーチャターニー県)
3)任地( ウボンラーチャターニー県ムアンウボンラーチャターニー郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本配属機関は2003年に設立された、全国に16カ所ある天然資源・環境省直属機関の1つで、近隣5県(ムックダハーン、シーサケート、ヤソートーン、アムナートチャルーン、ウボンラーチャターニー)を管轄している。総務課、.環境計画課、廃棄物・有害物質管理課、水質・大気管理課、法規制課、環境分析・実験室の6課で構成され、管轄する5県の環境管理計画、水質・大気・廃棄物に関する公害対策、継続した環境サンプルの分析・モニタリング、環境管理ネットワークの促進・強化・広報、法整備等の業務を実施している。2022年から2024年まで廃棄物処理職種のシニア海外協力隊が派遣された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タイでは全国的に、水質汚染や大気汚染、廃棄物処理などの環境汚染対策が課題となっており、本配属機関の管轄地域においても、工場や下水処理施設での不十分な排水管理・処理が水質汚染や環境破壊に繋がることが懸念されている。配属機関では、関連法規に基づき水質の検査・分析を行い、違法に汚染水を河川等へ排出している工場等に対しては、改善命令を出すなどの対応を行っている。しかしながら、配属機関内では水質の検査・管理・改善に関する新技術の知見が十分とは言えず、日本の技術や知見を取り入れつつ、現地に適した水質管理手法の助言を行える人材が求められ、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚と管轄地域を巡回しながら、以下の活動を行う。
1. 河川や下水処理場など、管轄地域の実情に応じた検査・分析手法を提案・紹介する(同地域ではラグーン処理が一般的)。
2. 水質の継続的なモニタリング・分析を実施し、得られたデータをもとに、データベースや解析モデル、地理情報システム(GIS)の提供・活用支援を行う。
3. 地方自治体や民間機関に対し、水質管理や排水処理に関する助言を行い、持続可能な体制づくりを支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィス机・事務用品・インターネット・公用車等
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:
事務所長(50代男性)
水質・大気管理課長(40代男性)他同僚4名
環境分析実験室室長(40代男性)
・活動対象者:
事務所職員(約30名)、担当エリア住民
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚等への助言・指導を行うため
[参考情報]:
・水質調査や排水処理の実務経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(14~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・タイの単身用住居はキッチンや洗濯機が無いのが一般的。
・同僚との会話で英語を使用する機会あり