要請番号(JL01825B32)
募集終了
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
内務省
2)配属機関名(日本語)
ドーンゲーオ町役場
3)任地( チェンマイ県メーリム郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク都 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はチェンマイ市街中心部より北へ約15㎞離れた所に位置し、幹線道路沿いや山間部の村々を管轄する町役場である。職員数約60名。町には、約8,400世帯、およそ16,000人が居住する。隊員が配属される公衆衛生・環境課は、公衆衛生管理、野犬対策、廃棄物管理、サニテーション、高齢社会対策、等の幅広い業務を担う。廃棄物管理ではごみの収集から処分までを行う。ごみは、ドライごみ、ウエットごみ、リサイクルごみの3種に分別して収集し、ドライごみは焼却、ウエットごみは埋め立て、リサイクルごみとして収集する段ボールとペットボトルは小売店に譲渡している。リサイクルごみは民間業者が小売店から買い取っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タイでは、屋台などの外食文化が発達しているため、使い捨て容器や袋の消費が多い。最近は分別用のごみ箱も見かけるが、多くの自治体では分別収集・処分が行われておらず、最終的にすべてのごみが同じ埋め立て地に運ばれている。そのような中、配属先は分別収集に積極的に取り組んでおり、他の自治体が視察に訪れている。課題はウエットごみが全体の約50%と多く、効果的な処理法がないこと、分別の未定着である。啓発活動としてポスターやワークショップを年2回実施しているが、人的リソースも限られる中、より効果・効率的な啓発方法が求められている。分別、収集の仕組み、水分を含むごみの処理・活用、日本の事例を参考に新たなアイデアを取り入れ、課題解決を図るべく本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 地域の廃棄物に関連する環境問題を調査・分析し、廃棄物処理に関わる計画の立案や見直しを行う
2. 分別、収集の方法や仕組み、生ごみ等の水分を含むごみ(ウエットごみ)の処理・活用方法に関して日本の事例を紹介し、コンポスト等の需要を調査した上で改善策を検討する
3. ごみ減量・分別促進等に関する啓発活動を企画し、実施する
4. 環境啓発活動に使用するためのポスター等、展示物や教材を作成し、普及する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Wifi、プリンター、事務用品、等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
公衆衛生・環境課の職員約10名(男女、30~50代、内1名が環境担当で環境博士)
活動対象者:
幼児から高齢者までの地域住民(町役場管轄下の学校3校の児童・生徒、教員を含む)
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はタイ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく助言・提案が必要
[汎用経験]:
・環境関連活動の経験や知識
・ゴミ・コンポスト等の啓発活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(12~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・タイの単身用住居はキッチンや洗濯機が無いのが一般的。
・主な活動は企画・計画等であり、学校等の現場で環境啓発活動を実施する機会は現状年2回。 配属先のホームページはこちら
