【配属機関概要】

3）任地（ ポーサット州ポーサット ） JICA事務所の所在地（ プノンペン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都プノンペンからバスで5時間の距離にある小さな街、ポーサットの中心地に位置する公立幼稚園である。児童約200名、女性教員9名が在籍し、6クラス体制、内4クラス(年少・年中)が午前のみ、2クラス(年長)が午後のみの半日授業である。これまで隊員が活動先として支援した事はないが、元カンボジア隊員が運営するNGO「TUK TUK for Children」が教材・教授法の支援を行っている幼稚園であり、「遊び」を中心とした教授法を取り入れた保育がなされている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

これまで当国の幼児教育の現場では、「学び」を中心とした保育法が中心であったが、2018年の新カリキュラム導入により日本式幼児教育に近い「遊び」を中心とした保育が導入される事となった。一方、現場の教員は手遊び、歌、踊りなど、遊びを中心とした指導の経験が少なく、教授法に関する知識も乏しい。そこで、国内では上記NGOはじめ様々な団体が新カリキュラムに沿った教員の保育支援を行っているが、新たな教授法を根付かせるためには長期で現場における支援が必要である。これらの背景から、2年間に渡って現場で教員の保育支援を行う事のできるJICA海外協力隊員を求める本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 単独または同僚教員と共に、遊びを中心とした教育活動を行う。
2. 日本の教育現場経験をもとに、同僚教員に対し遊びを中心とした多様な保育法を提示する。
3. 同僚教員と共に園内の装飾や保育環境整備を行い、より効率的・効果的・安全な環境作りに貢献する。
4. 同僚教員のコンピューターを利用した教材作成(基本的なOfficeソフト利用による教材作成、印刷等)を支援する。
5. 上記NGOとの緩やかな連携の下、園全体の教育活動改善に貢献する。
以上5点を活動の主軸として、活動詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的な幼児教育設備、教員用PC他
(現場の教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から活動内容を考案する)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先の同僚:園長1名(女性・40代)、他教員8名(女性)

活動対象者:幼稚園に所属する全園児約200名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】