2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02122A07)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/1 ・2023/2
授業風景 授業風景 授業風景

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

プレアシハヌーク州教育青年スポーツ局初等教育課

3)任地( プレアシハヌーク州シハヌークビル ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は計画課、就学前教育課、初等教育課、中等教育課、スポーツ課、健康教育課を有し、州内の幼稚園から高等学校に至る全ての教育機関における授業や教育設備のモニタリングを行ない、教育の質を高めるために必要な研修の機会を提供している。初等教育課の職員は8名であり、州内の小学校を所管し、教員の能力向上と適切な学校運営や学習環境改善に関する責務を担っている。
当配属先へは、過去に体育3代(小学校巡回指導)、小学校教育1代(2018-2020/理科巡回指導)のJICA海外協力隊の派遣を行なっている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の理科教育は、小学校から高校まで座学中心である。予算的制約から実験器具が不足していたこともあり、多くの教員自身が「実験」の授業を受けたことが無く、正しく実験の授業ができる教員の数は限られている。そのような中、教育省による「STEM教育」*(下記「特記事項」参照)の推進もあり、理科教育(実験)の重要性が認識された。
しかしながら、各小学校においては実験室の整備や実験器具の種類や数が十分でなく、また教員も理科教育の楽しさを引き出せる実験の知識や経験が不足している。そのため、理科授業(特に実験)の質の向上を図っていくこと及び効果的な実験を行なうことができる教員の育成への協力が求められ本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

州内の複数の小学校を巡回し、各小学校の状況や課題を把握した上で、理科の授業に関する以下の活動を行なう。
1. 各校教員とともに実験を取り入れた授業計画を立て、授業を通して生徒に理科教育の楽しさを伝える。
2. 単元の習得に適した学習(実験)教材を作成し、各校教員に紹介するとともに、授業で活用して生徒の理解を促進する。特に、学校には学習教材や実験器具がほとんど無いため、身近な物で作成できる教材のアイデアを提供する。
3. 実験マニュアルを作成し、各校教員が継続的に安全かつ興味・関心を引き出す実験が行なえるようサポートする。
*担当する学年については、隊員の経験も踏まえて赴任後に各校の校長と協議の上決定する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各校の実験器具は基本的に存在しないことを想定し、存在する場合にはその器具を活用し、存在しない場合は上記のとおりカリキュラムにあわせて教材を作成する。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
局長: 女性
初等教育課職員(課長:40代男性、職員7名)

活動対象者:
巡回先小学校教員、生徒

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)
    (中学校又は高等学校教諭(理科))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員に対する指導が必要なため

[汎用経験]:

 ・理科実験の経験や薬品・器具の知識

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・新型コロナウイルス感染情報は、在カンボジア日本大使館HP(https://www.kh.emb-japan.go.jp)を参照。
・*「STEM教育」(Science/Technology/Engineering/Mathematics)