2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02122B01)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/4 ・2024/1
病棟の一部外観 ER内 病棟廊下

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

バッタンバン州病院

3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は最大の地方都市であるバッタンバン州の総合病院であり、ベッド数390床、12病棟(内科・産婦人科・小児科・外科等)、医師71名を含む総スタッフ数は344名である。州内の高次リファラル病院として機能するとともに実習病院として年間500名程の看護学生、医学生を受け入れている。州内外の患者が受診するため平均ベッド占有率は常に100%近い。特に外科やICUは200%近くまで達することもあり、患者の療養環境改善が最重要課題となっている。これに対し、2017年半ばより日本の支援で外科・ICU・救急外来の新病棟が建設され、2020年に竣工。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国は歴史的影響から医療人材の育成が課題視されている。看護教育は3年制から4年制へ改定され、学士看護師も増えてきた。一方現場は、医師の指示による注射や創処置を淡々と行うことに終始し、看護の専門性が活かされない場合が多い。これに対し、2017年3次隊で活動したSVは、看護過程の導入を目的に看護師研修を行っており、今後も継続した活動が求められている。更に2020年竣工の新病棟には新たに人工呼吸器等の医療器材が入っており、患者の観察、医療器材の使用・保守、感染管理を含めた救急外来・内科ICUの看護実践向上を目的とした本要請に至った。救急外来・内科ICUは常に多くの患者を抱え、専門医の不在、薬剤・器材不足から満足な治療が行われていない状況である。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

日本とは異なる限られた環境の中で、看護的視点に立ち、患者・家族を含めたケアの実践ができるように積極的に現地看護師を導いていく。具体的には、以下の内容に可能な範囲で取り組む。
1) 新病棟における救急外来・内科ICUの環境整備と感染予防対策の標準化
2) 看護過程の概念の普及及び適切な看護過程実践取り組みの支援
・患者の観察方法とアセスメント・問題の抽出と看護計画・看護技術のアップデート(モニタリング方法・医療処置方法)
・看護評価のためのカンファレンス開催・看護過程に即した看護記録記載方法
3) 現場の医療機器の使用方法と保守管理

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室(デスク、椅子、共用PC)

4)配属先同僚及び活動対象者

救急外来看護師長(男性40代)
内科ICU看護師長(男性40代)
看護部長(男性50代)
副看護部長(男性40代・ICU看護師長兼任)
活動対象者:救急外来(10床)の医師 4名・看護師11名、及び内科ICU(24床)の医師4名・看護師10名

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた指導が必須

[参考情報]:

 ・急性期医療経験(ICU、ER他)3年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・カンボジア保健省と免責にかかる合意文書を締結していないため、身体への侵襲行為は一切行わない。
・新型コロナウィルス感染状況は、在カンボジア日本国大使館HP(https://www.kh.emb-japan.go.jp)を参照。