2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02122B06)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/4 ・2024/1
外観1 外観2 授業風景 授業風景

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

タラーク・オンドン小学校

3)任地( シェムリアップ州シェムリアップ ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は世界遺産・アンコールワットの街、シェムリアップの中心部から約5㎞に位置する、生徒約1100名の中規模公立小学校である。日本の教育委員会にあたる州教育局の近くにあることから、教育局に所属した隊員の数名が音楽や算数の巡回指導で訪れており、協力隊活動への理解は明るい。現在も算数指導を主とする小学校教育隊員が2024年3月まで週1,2回程度巡回予定。他方、学校直属の隊員はこれまで派遣されておらず、本要請が初代となる。校舎や施設は古く、大型観光都市にありながら伝統的なカンボジアの学校現場を肌で感じることのできる配属先である。本要請では「体育の普及」を中心に活動する隊員を求めている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先は体育の普及を継続して行いたいものの、教員の指導力向上が課題となっている。同国内では体育・音楽・図工等の情操教育が教科として注力され始めたのが2010年代であり、現職の教員は自身が授業を受けた経験が少ないだけでなく、教授法の研修も十分に受けていない事が多い。体育においては2000年代後半に日系NGO・ハートオブゴールド(HoG)がJICA草の根事業の一環で初等教育・体育の教科書・指導書の作成支援を行ったが、適切な指導や授業数が実施されない等、未だ普及の促進に課題が残る。そこで、直接的に体育の授業を行いつつ、同僚教員と共に体育の普及促進を行う隊員を求める本要請に至った。また、今後PCが導入された際には、基礎的な情報教育の支援も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 単独または同僚教員と共に、現場にある設備・機材を活用し、体育の授業を実践する。
2. 授業前後の時間を活用し、限られた教材・環境でできる体育の授業展開方法を同僚教員と共に考え、同僚教員の指導の引き出しを増やす。
3. 今後PCが導入された際には、基礎的な情報教育(タイピング・インターネットの利用等)の実施支援を行う。
4. 小学校教員の一人として、上記教科(体育・情報)のみならず要請に応じて他教科や校務分掌を含む多岐にわたる学校教育活動の支援を行い、日本での現場経験を活かした多様な学校運営・学校行事の選択肢を提案する。
上記4点を活動の主軸として、活動詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般体育教具、屋根付き運動スペース(バレーボールコート程度)、PCはなし(導入検討中)
(現場の教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から授業内容を考案する)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先の同僚:教員32名

活動対象者:全学年・全生徒約1100名・23クラス
*2022年7月時点では全23クラスに対して週2回、計46コマの体育の授業を実施中

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づく支援が求められるため

[参考情報]:

 ・小学生へのパソコン指導経験(なるべく)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・新型コロナウイルス感染情報は、在カンボジア日本大使館HP(https://www.kh.emb-japan.go.jp)を参照。
・体育の教具や実施場所(屋外・コンクリート)は限られており、日本での教員経験を土台とした工夫が強く要求される現場である。PC導入は予算制約により無しの可能性もあり。