【配属機関概要】

3）任地（ プレアシハヌーク州シハヌークビル ） JICA事務所の所在地（ プノンペン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は計画課、就学前教育課、初等教育課、中等教育課、スポーツ課、健康教育課などを有し、州内の幼稚園から高等学校に至る全ての教育機関における授業や教育設備のモニタリングを行ない、教育の質を高めるために必要な研修の機会を提供している。スポーツ課の職員は6名であり、州内の学校の体育授業の改善、スポーツイベントの運営、体育・スポーツ振興等の業務を担っている。
当配属先へは、過去に体育隊員を3代(直近隊員は2020年活動終了)派遣した他、小学校教育隊員1代(理科巡回指導)のJICA海外協力隊の派遣を行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国では主要教科に比べて情操教育科目が軽視されていたこともあり、教員自身が体育のいわゆる「よい授業」を受けた経験が少ない。そのため、正しく実技指導ができる教員の数は非常に限られており、生徒に体を動かすことやゲームを通して仲間と協力することの楽しさや喜びを十分に伝えきれていない。一方で、2006年以降日系NGOハート・オブ・ゴールド(HG)が教育省と協力して小学校体育科指導要領及び指導書を作成したこともあり、全国の小学校での授業に活用され、より良い体育授業を目指して普及が進んでいる。
このような状況の中、配属先はこれまでに派遣されたJICA海外協力隊の活動を高く評価し、州内の小学校教員の指導力を向上させ体育授業の質の高めることへの協力が求められ本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

州内の複数の小学校を巡回し、各校の状況や課題を把握した上で以下の活動を行う。
1. HG作成の指導要領や指導書を活用し、各校教員とともに授業計画を立て授業を実践するとともに、各校教員へのサポート・助言を行う。
2. 限られた用具や環境の中で授業が行なわれているため、単元の習得に適した教材を考案し、生徒が楽しんで授業を受けられる工夫をする。
3. 配属先が企画する教員研修をサポートし、教員の授業力の向上に協力する。
* 巡回する学校や担当する学年については、隊員の経験も踏まえて赴任後に配属先及び各校校長と協議の上決定する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教育局内の執務スペース、各校の体育用具としてはボール等。
(体育用具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再度確認し、その時点で存在する用具を用いた授業を考案する。)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
局長:女性
スポーツ課職員:主任(チーフ) 40歳代男性、職員5名

活動対象者:
巡回先小学校教員、生徒

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・新型コロナウイルス感染情報は、在カンボジア日本大使館HP(https://www.kh.emb-japan.go.jp)を参照。