2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02122B24)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G161 体育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/4 ・2024/1
体育館1 体育館2 体育倉庫 体育倉庫

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

バッタンバン教員養成大学

3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は2021年に新たに竣工された国内2校の教員養成大学の1つで、カンボジア第2の都市バッタンバンの中心地に位置する。4年制と2年制の課程を有しており、大多数が卒業直後から教員として同州の小学校もしくは中学校に務めることとなる。元々は小学校と中学校の教員養成校が分かれていたが、JICAの支援により統合して大学化、校舎は新たに建設され多様な機材が導入されている。算数・理科・ICTを中心に教員研修も行われているが、技能教科は機材導入のみ。前身の2年制養成校時代に隊員が派遣されたことがあるため、体育教員の協力隊事業に対する理解は明るい。

【要請概要】

1)要請理由・背景

カンボジア国内では体育を含む情操教育が教科として各学校で注力され始めたのが2010年代以降であり、現職の教員は自身が授業を受けた経験が少ないだけでなく、教授法の研修も十分に受けていない事が多く、教員の指導力向上が喫緊の課題として残っている。これらの背景から音楽・体育の現役教員の指導力向上支援を活動の中心とする協力隊員が各州の小・中学校に派遣されているが、今後長い視点で抜本的な改善支援を行うという点では教員養成校での学びを変えることが効果的である。そこで、本養成大学ににおいても、大学側の教員と共に体育の授業の質向上を行いながら、将来教員となる学生の指導力向上をサポートする隊員を求める本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 単独もしくは同僚教員と共に、現場にある教具を活用した体育の授業の指導計画を考え、実践する。
2. 単独もしくは同僚教員と共に、準備室の整備を行い、器具や教具の適切な扱い方・活用方法を定着させる。
3. 授業前後の時間を活用し、限られた教材・環境でできる授業の展開方法を同僚教員と共に考え、同僚教員の指導の引き出しを増やす。
4. 養成校の一教員として、将来教員となる学生の指導力向上に向けた授業内外での個別のサポートを行う。
上記4点を活動の主軸として、活動詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。また、同州・他州にて同様の体育の授業の質向上に関わる要請内容で活動している学校教育隊員との情報共有による活動の発展も期待される。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

日本の中学校と同程度の設備を備えた体育館(2021年竣工・冷房無し)。グラウンドは無し。
(現場の教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から授業内容を考案する)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:常勤体育教員3名(40代、3名とも国立体育教員養成校(2年制)卒業、一定の指導力あり)

活動対象者:所属する全学生約650名
*学生は今後増員予定

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(保健体育))
    (小学校教諭)

[性別]:(男性) 備考:男性主体の現場のため

[学歴]:(大卒) 備考:教員の学歴に合わせるため

[経験]:(教員経験)5年以上 備考:教員に対する支援を行うため

[参考情報]:

 ・教員免許は上記2つのいずれかの保有必須

 ・教員経験は体育の指導経験5年以上が必須

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・大半の種目は体育館、外種目は駐車場等の活用を想定。当国では2010年代に体育の指導書が作成されているが、現役教員がその全ての内容の授業を実施できないことが課題。
・新型コロナウイルス感染情報は、在カンボジア日本大使館HP(https://www.kh.emb-japan.go.jp)を参照。