2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02123B05)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G161 体育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1
学校入口 体育の様子 保健の様子 保健の様子

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ネットヨン中学・高等学校

3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はバッタンバン州の中心部に位置する中高一貫6年制の公立学校である。日本の中学生・高校生と同じ学年設定で、全校生徒約3000名・教職員約160名が在籍、州内では大規模校にあたる。当国内ではJICA草の根事業で日系NGO、ハート・オブ・ゴールドにより小・中・高における体育教育普及事業が実施されており、同州は実施3州の内の1つ、加えて配属先は体育教育推進モデル校の一つに指定されている。この事業と連携する形で同州には歴代多くの体育関係隊員が派遣されており、配属先もこれまで2代の長期隊員が活動を行っている。生徒規模の一方で体育の授業を実施できる環境(校庭の広さ等)に制限があり、様々な工夫を行いつつ活動が継続されている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では上記NGOの支援の下、小・中・高の体育の指導要領及び教員用指導書が作成支援されたものの、授業の適切な実施に至っていない学校が多い。これには教員自身が体育教育を受けた経験や、指導知識が乏しいという歴史的背景が関係しており、この現状に協力すべく歴代多くの体育関係隊員が派遣されている。配属先は主に活動を共にする体育教員2名が体育教員養成校を卒業しており、かつ隊員が2代派遣されている経緯から、体育教育の「普及(定常的実施)」は一定程度達成している。他方、指導単元の多様化や授業展開の引き出し増加といった「質の向上」に更なる工夫の余地があり、同僚も引き続き日本人隊員との協働授業を望んでいる。これらの背景から、歴代2名と同様に魅力的な体育教育の実施に向けて伴走型協力を行う3代目隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 単独もしくは同僚教員と共に、現場にある教具を活用し体育の授業を継続的に行う。
2. 限られた環境を考慮しつつ、同僚教員と協働しながら多様性に富む魅力的な授業を考え、試行錯誤しながら実施する。
3. NGOや他体育隊員と緩やかに連携しながら、地域での体育教育の普及促進に向けた活動に参加・協力する。
4. 2代目の活動(単元の多様化、授業展開の提案、雨季の保健科の導入等)を引き継ぎ、定着・発展に向けた協力をする。
以上4点を活動の主軸として、詳細は派遣時の配属先の要望に沿って柔軟に計画する。同僚教員2名は一定程度指導力があるため、「支援・助言する」でなく「協働する」というスタンスで伴走しながら共に考え、悩み、汗を流す協力活動を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

カンボジアの体育授業で使用する一般的な用具(ボール・マーカー等)、2代目隊員の教材
(現場の教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から授業内容を考案する)

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先の同僚:校長(50代男性)、体育教員5名(男性3名、女性2名)。歴代隊員は男女1名ずつ(夫婦)と主に活動を共にした。女性側はNGOの体育教育研修で2022年に訪日経験有。他3名の体育教員は授業の適切な実施自体に課題が有り、協力する可能性もある。
・活動対象者:所属する全生徒

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(保健体育))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づく協力が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・2代目隊員は2024年3月まで活動予定。
・体育館は無く、雨季は授業展開の工夫が必要。