要請番号(JL02124B03)
募集終了

・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
カンボジア地雷対策センター(CMAC)
2)配属機関名(日本語)
カンボジア地雷対策センター中央整備工場
3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カンボジア地雷対策センター(CMAC)は、国際連合カンボジア暫定統治機構(UNTAC)管轄下の1992年、難民の安全な帰還を支援するため設立された。その後、国土全域に地雷や不発弾が埋まっていることが判明し、2000年に独立機関となり国民の平和と安全のため、地雷や不発弾の除去、地雷処理のトレーニング、啓発等を担っている。同センターでは、本要請の活動先である中央整備工場の他、平和博物館等を有している。年間予算は約2200万米ドル(2022年)。技術協力プロジェクト「カンボジア地雷対策センター組織強化プロジェクト」が実施中(2024年10月まで)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
CMACは、2025年までに国内の対人地雷の除去を完了させ、その後は不発弾や対車両地雷の除去、国内外の地雷・不発弾関係者へのトレーニングなどに活動の重点を移す計画である。これらの活動に必要な重機・特殊車両の整備は、ほぼすべてが中央整備工場で行われており、同計画の遂行には必要不可欠な施設となっている。本整備工場は、2002年に日本の無償資金協力で建設され、2012年から2015年にかけてJICA海外協力隊が、機材(重機、車両)の保守管理をサポートした。その後、協力隊派遣は途絶えていたが、今回、機材の稼動状況に基づいた計画的な保守管理、適切なメンテナンス、新たな技術への対応に関する支援が求められ本案件が要請される事なった。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.重機・特殊車両の稼働状況と保守管理状況を把握し、担当者と共に計画的な保守管理方法を立案する。
2.保守管理に必要な技術指導(マニュアルの作成、整備)を行う。
3.保守管理、在庫管理に必要なパソコンのスキルを伝える。
4.担当者と共に、重機・特殊車両の保守管理に関する研修会を実施する。
5.関連業界の新しい知識を入手しスタッフに紹介する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
地雷除去機(日立、KOMATSU製)、Brush Cutter草刈重機(日立製)、トラック、一般車両、旋盤、フライス盤(静岡鐵工所)、整備用の工具類等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
工場長(男性1名、50代)
機材整備担当副所長(男性1名、40代)
重機担当整備士(男性5名、20歳~30代)
車両担当整備士(男性10名、20歳~30代)
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士以上)
(建設機械整備技能士1級)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務遂行上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
2024年に日本の外務大臣がCMACを視察し、「地雷対策支援に関する包括的パッケージ」及び「日カンボジア地雷イニシアティブ」の立ち上げを発表するなど、国内外からの注目度は高い。