要請番号(JL02125B05)
募集終了
| ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
フンセン・ルンタエク小学校
3)任地( シェムリアップ州ルンタエク市 ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ルンタエク市はシェムリアップ市内から約40キロ東方に位置し、元々アンコール遺跡群周辺に住んでいた人々の立ち退き後の代用地としてカンボジア政府が割り当てた土地で、シェムリアップ川沿いに居住していた人々の転入も進められている。政府は土地や農地を供与したり、補助金を支給したりするなどして住民の生活を支援している。上記の理由から住民は経済的な困難を抱えており、子供を私立の学校に入れる余裕はなく、公立学校が教育機関として重要な役割を担っている。配属先は2021年開校、幼稚園と中高校が併設されている。授業時間は7:00~11:00、14:00~16:30の2部制。これまで協力隊派遣の実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
上記の通り、ルンタエク市の住民は新しく移り住んできた人々であり、街の整備も徐々に進められている段階である。他方で、配属先小学校にはすでに多数の児童が通っており、設備は新しいものの、教員の指導力については改善の余地がある。特にカンボジアで情操教育(音楽、美術、図工、体育等)が教科として各学校で注力され始めたのが2010年代以降であり、教員は自身がそれらの授業を受けた経験がほとんどない。教授法の研修も十分ではなく、このような背景からカンボジアでは歴代隊員が情操教育の指導支援を行っており、同校からも同様の支援が求められた。要請は小学校から出されているが、派遣時の状況や、隊員の経験や余力によって、中高校での活動も期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.単独もしくは同僚教員と共に、現場にある教具を活用して音楽の授業を継続して実施する
2.限られた教材・環境でできる授業の展開方法を同僚教員と共に考え、同僚教員の指導の引き出しを増やす
3.配属先の一員として、配属先の要請に応じて他教科や学校行事等、学校教育活動の支援を行う
4.可能であれば、有志の児童・生徒に対し、挨拶等初歩の日本語を教える
以上4点を活動の軸として、詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。尚、本要請は現地教員の教科指導経験に鑑み、協働しつつも主に隊員自身がT1として授業を行う事を前提とした案件である。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、教具少々(現時点で楽器はない)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長(男性、30代) 、教員22名
活動対象者:小学校全児童(約1100人)
*余力によって中高校でも指導
校長(男性、30代)、教員12名
生徒数:780名
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(音楽))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要望
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:業務遂行上必要
[汎用経験]:
・ピアノの指導経験
[参考情報]:
・小学校における音楽の指導経験(なるべく)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
居住はシェムリアップ市内、活動はルンタエク市となる。通勤は公共バスで約1時間ほど。
同配属先からは同時に「体育」職種の隊員も要請されている。
