2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02125B07)

国名
カンボジア
職種コード 職種
G161 体育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ネットヨン中学・高等学校

3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はバッタンバン州の中心部に位置する中高一貫6年制の公立学校である。全校生徒約3500名・教職員約165名で、州内では大規模校にあたる。当国内では草の根技術協力で日系NGO「ハート・オブ・ゴールド」により小・中・高における体育教育普及事業が長年にわたり実施され、同州は対象3州の一つとなっていた。加えて、配属先は体育教育推進モデル校の一つに指定されている。草の根技協と連携する形で同州には歴代多くの体育関係の隊員が派遣され、配属先もこれまで体育隊員が2代派遣されてきた。生徒数は多いが、体育の授業を実施できる環境(校庭の広さ等)が限られる中で、様々な工夫を行いつつ活動が継続されてきた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では上記NGOの支援の下、小・中・高の体育科の指導要領及び教員用指導書が作成されたものの、授業の適切な実施に至っていない学校が多い。これには教員自身が体育教育を受けた経験や、指導知識が乏しいという歴史的背景が関係しており、この現状に対処すべく多くの体育関係の隊員が派遣されてきた。配属先については、2代の隊員派遣や同NGOの支援により体育教育の「普及(定常的実施)」は一定程度達成している。他方、各教員の体育教育の理解や技能には未だ差があり、また指導単元の多様化や授業展開の引き出し増加といった「質の向上」にも更なる工夫の余地があることから、魅力的な体育教育の実施に向けて引き続き伴走型協力を行う3代目隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 同僚教員と共に、現場にある教具を活用し体育の授業を継続的に行う。
2. 限られた環境を考慮しつつ、同僚教員と協働しながら多様性に富む魅力的な授業を考え、試行錯誤しながら実施する。
3. 2代目の活動(単元の多様化、授業展開の提案、雨季の保健科の導入等)を引き継ぎ、定着・発展に向けた協力をする。
以上3点を活動の主軸として、詳細は派遣時の配属先の要望に沿って柔軟に計画する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

カンボジアの体育授業で使用する一般的な用具(ボール・マーカー等)、2代目隊員の教材
(現場の教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から授業内容を考案する)

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先の同僚:校長(50代男性)、体育教員5名(体育専門3名、他教科との兼任2名)。女性教員1名は、NGOの体育教育研修で2022年に訪日経験有。
・活動対象者:所属する全生徒

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(保健体育))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づく協力が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・体育館は無く、雨季は授業展開の工夫が必要。