2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02125B08)

国名
カンボジア
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

コムルクロン小学校

3)任地( コンポンチュナン州コンポンチュナン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は首都からバスで2時間半の距離のコンポンチュナン州中心部に位置する、生徒約2500名の大規模小学校である。学校長は当国内では軽視される傾向にある情操教育を重要視しており、過去に同州内他校・他機関に配属されていた協力隊員に時折、音楽や体育の指導を依頼していた。その経緯から、2022年2月から2年間、初代隊員(小学校教育)が派遣された。また、同校では米国平和部隊(PeaceCorps)のボランティアが英語教師として活動している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

カンボジア国内で情操教育(音楽、美術、図工、体育等)が教科として各学校で注力され始めたのが2010年代以降であり、現職の教員は自身がそれらの授業を受けた経験がほとんどない。情操教育にかかる教授法の研修も十分ではなく、このような背景からカンボジアでは歴代隊員が情操教育の支援を長年行ってきた。配属先も音楽は音楽隊活動(一部選抜生徒のみ)の一環として、体育は教科として時間割に取り入れているが、教員の指導力に課題があり、その支援を初代隊員が行った。同隊員の活動により軌道に乗り始めた体育教育と音楽活動を継続実施したいという学校側の強い要望から、初代隊員同様に一教員として自ら教壇に立ち普及促進活動を行うことのできる後任隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 単独または同僚教員と共に、現場にある教具を活用して体育・音楽(鍵盤ハーモニカの指導が中心)の授業を行う。
2. 授業前後の時間を活用し、限られた教材・環境でできる授業の展開方法を同僚教員と共に考える。
3. 配属先の一員として、配属先の要請に応じて他教科や学校行事等、学校教育活動の支援を行う。
上記3点を活動の主軸として、活動詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。尚、本現場は現地教員の教科指導経験に鑑み、協働しつつも主に隊員自身がT1として授業を行う場面が多くなることを前提とした案件である。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

鍵盤ハーモニカ約100台、電子ピアノ1台、ボール数個、体育用マット等
(教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から柔軟に授業内容を考案する)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長1名(男性・40歳代)、副校長1名(女性・40代) 教員:約75名
活動対象者:小学校に所属する全生徒約2500名
*音楽活動は授業時間内に行われるが、一部選抜生徒を音楽隊として取り出して実施しており、教科化されていない。

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づく支援が求められるため

[汎用経験]:

 ・ピアノの指導経験

[参考情報]:

 ・小学校における音楽の指導経験(必須)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・音楽の教具は限られており、初等教育・芸術家(音楽含む)の国としてのシラバス・指導書・教科書は2025年7月現在、教育青年スポーツ省の認定待ち。