要請番号(JL02125B10)

2代目
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育青年スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
モックニア小学校
3)任地( シェムリアップ州シェムリアップ ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は世界遺産・アンコールワットの街、シェムリアップの中心部の住宅街に位置し、生徒約3000名が在籍する幼稚園併設型の大規模小学校である。週6日・午前(7:00-11:00)、午後(13:00-17:00)の2部制で、生徒はどちらか半日のみ授業を受ける。2024月10月まで初代隊員が派遣され、算数教育における低学年の基礎学力定着支援を目標に活動した(月例研修会やSNS動画を通した手作り教材・日本式算数教授法の共有、及び低習熟度の生徒を対象にした補習授業等)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の初等教育における主要科目は算数とクメール語である中が、算数における生徒の習熟度の低さが課題となっている。2017年の開発途上国向け学習到達度調査では、当国内15歳の生徒の内、国連の定めるSDG(4)指標内「達成すべき最低限度の数学的リテラシー(LEVEL2)」に到達している割合が約10%とされており、主な原因の一つに「基礎教育における板書の書き写しを中心とした古典的授業」が挙げられる。現地教員は自身が体験的学習や演習中心の授業を受けた経験が少なく、同様の研修も受けていない事が多いため、授業展開の引き出しが少ない。これらの背景から初代隊員が要請され、上記のような活動を行ったが、継続した支援が求められ後任要請がなされた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.同僚教員と協働し、算数教育で適切に「児童主体の授業展開」が実践できるように支援を行う(T1として授業を担当する可能性もある)
2.算数教材や日本の教授法等に関する研修会を開催し、配属先の教員に新たな選択肢を提供する。教材やテストにおいては、自身が主となり各学級で使用できるものを作成・提供する
3.低習熟度の生徒に向けた補習パッケージを企画し、自身がT1として補習自体を実施する
4.余力に応じて算数以外の教育活動に携わる
以上4点を活動の主軸としつつ、詳細は派遣時の配属先の要請に沿って柔軟に計画する。指導学年は着任後に決定。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
隊員用の机・椅子、ラミネーター、プリンター
(教具は頻繁に消耗・更新されるため、派遣時に再確認し、その時点で存在する教具から柔軟に授業内容を考案する)
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:校長1名(女性)、副校長2名(女性)、学級担任66名
*全66名中49名が女性
・活動対象者:
所属する全生徒
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づいた指導が必要
[参考情報]:
・教材・教授法紹介の動画編集ができると尚可
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)