要請番号(JL02424B10)
募集終了


・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
国立保健科学大学医療技術学部
3)任地( 首都ビエンチャン ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ラオスの5つの国立大学の一つ保健科学大学は2009年に保健科学短期大学から昇格した医療従事者を養成する唯一の大学である。医学部・薬学部・歯学部・保健学部・看護学部・医療技術学部の6学部と調査教育開発研究所から成る。医療技術学部内には臨床検査・理学療法・診療放射線・義肢装具の4学科に現在4学年400名の学生が在籍中。臨床検査を学ぶ学生は30~35名程度。医療従事者の質向上のための教育カリキュラムの開発と医療技術、保健サービスに特化した学術研究も行っている。配属先の臨床検査学科については1999年から2001年に医療技術学部の前身である短期大学の臨床検査技師コースに2名の隊員が派遣されていた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ラオスにおける医療レベルは依然として低く、医療現場スタッフの質とともに医療教育機関における質の向上は国の重要課題の一つとなっている。配属先は国内で唯一医療技術を学べる大学であり、卒業後は各地の大学・病院の検査室で中心的役割を果たす人材を育成するとともに教育の質向上を目指している。しかしながら、学部の教員数と指導力が限られており、海外から教員を招聘したり、教員を留学させるなどして質の水準を保つ努力をしているが、専門教員の不足や不十分な実習環境など教育基盤が整っていないのが現状である。専門知識と経験を有する隊員への期待は高い。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先および職員と協力しながら、以下の項目のうち実施可能な活動を行う。
1.臨床検査技術に関わる科目についてのカリキュラム改善に関する助言。
2.臨床検査技術に関わる科目(主に血液学)に関する実験および授業計画の改善。
3.学生および教員の指導力を高めるためのアドバイスや意見交換会を開催する。
4.その他、同僚の指示に従い活動を行う。
備考 : 学生への指導はラオス語が望ましいが、同僚教員の通訳を介して英語で行うことも可能。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、デスク、椅子、教材、実習室器具
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
学科長 男性 50代 博士(生物学) 経験36年
カウンターパート候補
副学科長 女性50代 修士(公衆衛生学) 経験32年
その他教員 男女12名 20代~50代
活動対象者: 教員、学部学生30~35名
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(臨床検査技師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:専門知識が必要なため
[経験]:(指導経験)3年以上 備考:学生・同僚への指導を行うため
(実務経験)10年以上 備考:同僚の経験年数が長いため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
血液学以外にも医療専門分野の知識(生化学、病理学、医動物学等)あればなおよい。
指導経験より検査室での実務経験の方を重視する。