要請番号(JL02425B17)

4代目
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
サラワン教員養成校
3)任地( サラワン県サラワン郡 ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
全国に8校ある教員養成校の1つで、幼稚園、小学校、中高教員養成が主な役割だが、加えて現職教員に対するアップグレード研修も行っている。配属先には就学前教育、初等教育、自然科学科、言語学科を有し、学生総数は約700名である。現在は小学校教育および理科教育の隊員が派遣されている。JICA技術協力プロジェクト「初等教育における算数学習改善プロジェクト」(2016-2023)「初等教育における算数指導力強化プロジェクト」(2023-2026)が実施されており、また、JICA無償資金協力「教員養成校改善計画」により附属小学校や中高校の校舎が2024年に完成し、教材・教具も整備されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先はラオスにおける教員養成の主要機関の一つであるが、学んでいる学生は四則計算や分数計算等の基礎計算ができないケースも多く、日本の小中学校レベルの算数・数学が十分理解できていないのが実情である。これに対しJICAでも小学校算数教科書の作成支援が行われ、同教科書は2021年度から導入されているが、未だ算数教科書の効果的な使用方法への理解が不十分なことから、生徒の理解を深める授業を行うために必要な知識・手法など、同僚教員や養成校の学生などの指導力向上を支援することを目的に隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
教員養成校、付属小学校と相談し、以下の活動を実施する。
1. 教員養成校・付属小学校の算数授業への助言
2. 生徒が算数に興味を持ち、積極的に取り組める楽しい授業作りの提案・実施支援
3. 算数の理解を深めるための教具・教材の提案・作成
4. 付属小学校で新教科書(※)の教授方法に関する支援
※JICA技術協力プロジェクト「初等教育における算数学習改善プロジェクト」により改訂された教科書。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
黒板、チョーク、机など
4)配属先同僚及び活動対象者
活動対象者:
・初等教育科教員23名:(うち算数教員7名)
・小学校教員養成課程の学生:約200名
他、付属校教員、生徒など
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:教員養成校での指導のため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:同僚教員を指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ラオスの学校年度は前期:9月から翌年1月、後期:2月から6月となっている、6月から8月は各教員養成校で、現職教員のためのアップグレード研修が実施されている。