要請番号(JL02617A07)
募集終了

2代目
・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
バウカウ県病院
3)任地( バウカウ中心部 ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当国第二の都市にある同病院は1985年に設立された。同県を含む近隣3県を管轄する総合病院で、内科、外科、婦人科、整形外科、救急、手術室、薬剤課、検査室、外来等がある。日に約250人の外来患者が来院し、ベッド数は約140床である。キューバ人、フィリピン人、ケニア人といった外国人医師や看護師、技師も複数名勤務しているが、医療機器や医薬品には限りがあり、重症患者は首都や国外に搬送することとなる。隊員の派遣は2014年(薬剤師)に始まり、現在栄養士、理学療法士隊員が各1名活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国における医療水準は極めて低く、十分に知識・経験を積んだ医療従事者の不足、医療機器の未整備、継続的な医療物資の未入荷等、課題は山積みである。リハビリテーションにおいても同様の問題が生じている。同科へは毎日5-10名の外来患者があることに加え、入院患者への対応も行っている。患者は入院し治療を受けた後自宅へ戻り、その後外来患者となり通院する。なお当国のシステムとして、理学療法士は患者を評価したのちに指示を出し、患者へ対応するのは指示を受けたアシスタントである。アシスタントは専門教育を受けているわけでなく、その技量には課題も多い。そこでリーダーを助けながら、目標とする標準的な診療方法や基準を見出し、それを関係者の間で定着させるための支援が必要とされている。これらの現状を改善するためには、専門的知識および経験を持ちあわせた人物からの助言が引き続き必要であり、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.同僚と共にアシスタントの技術向上を支援するほか、院内や院外の関係者へセミナー・勉強会を開催する
2.業務改善・向上のため、理学療法や管理体制について作成中のガイドラインを運用・更新していけるよう支援する
3.その他、地域障害者施設と共同したアウトリーチ活動や各種障害者イベントへの参加・協力など、前任の活動のフォローアップ、新たなニーズへの対応など、必要となる業務を支援する
※主たる疾患は、脳卒中、交通事故による外傷(骨折や脊髄損傷等、四肢切断)、スポーツ障害等多種多様
※子どもについては、発達障害や脳性麻痺・ダウン症・先天性内反尖足等の先天性疾患など多種多様
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
診察台、歩行器(2台)、物理療法器具(赤外線治療器、腰椎牽引器)、ゴニオメーター
4)配属先同僚及び活動対象者
課長:女性、40代、diploma、1988年より勤務
理学療法士 1名:女性、40代、diploma、1995年より勤務 ※カウンターパート予定
アシスタント 2名:ともに男性、50代、02年より勤務、バウカウ・中国で研修受講(3か月)
外来患者:0-70歳、1日平均5-10名
入院患者
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚を支援する立場になるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
実際の活動や生活では生活言語(テトゥン語)を使用するため、任地到着後に学習する。