要請番号(JL02622A03)
募集終了
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大学教育科学文化省
2)配属機関名(日本語)
東ティモール国立大学 保健医療科学部 薬学科
3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同大学の保健技術者の養成部門として、保健医療科学部に薬学科が2014年に設立。当初は常任講師1名と35名の学生で開始したが、翌年より増え続け、2018年は120名の学生が入学、現在300名以上が在籍中。同学部が目指すのは、東ティモール国が必要とする十分な水準をもつ医療人材を輩出すること。講師の役割としては、1.教育(理論と実践を授業の中で行うこと)、2.研究(永年雇用の講師のみ)、3.コミュニティ・サービス・プログラム(実習の調整・モニタリング・評価)の3つがある。実習先は同国に6つある国立/県病院やヘルスセンター・薬局等。学生のフィールド・スタディ(村巡回等によるデータ収集など)支援も行う。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同大学への海外からの支援は少なく、講師も数えるほどしかいない。現在常勤講師は2名いるのみであり、外部講師に頼っている状況である。同学部では、学生たちが経験・知識のあるボランティアから直接学ぶことで、より高い知識と技術が身につくことを期待している。現在、授業で使用する教材や資料も不足している状況であり、講義は書き取りの時間に費やされることもあり、極めて非効率である。講義や実習の質は低く、学生が得られる知識は限られているため、卒業後に病院等の現場で必要となる知識が今以上に得られるよう、協力が必要である。同国に派遣中の隊員2名が同大学の薬学科に協力して講義を行った経緯あり。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 薬学科のスケジュールに合わせた講義と実践授業(週5日、1日2-4時間、週10-20時間程度)
※現地講師と共に授業に入ることを想定しているが、状況により単独で行うこともある
※講義内容については赴任後に決定(講義はパワーポイントを使用)
2. 4年生後半に実施する実習(病院・クリニック・薬剤倉庫・薬局等での実習(約4ヶ月間))のほか、フィールド・スタディ(1.5ヶ月間)の調整、毎週の訪問によるモニタリングや評価
3. 中間・最終試験問題作成や学生の管理・評価など必要とされる支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プロジェクター、薬学科のカリキュラムとシラバス、コミュニティ・サービス・プログラムのマニュアルとガイドライン、6つの教
室 ※教科書はお金のある人のみ購入
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:学科長(男性、40代、薬剤師、公衆衛生修士、教授経験16年) ※カウンターパート予定
副学科長(女性、40代、薬剤師、公衆衛生修士、教授経験8年)非常勤講師 複数名(男女、学士~博士、教授経験10-15年)
活動対象者:学生(男女、1年生120名、2年生68名、3年生78名、4年生75名
5)活動使用言語
テトゥン語
6)生活使用言語
テトゥン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)薬学 備考:大学で教えるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実習も指導・監督するため
[参考情報]:
・パワーポイントで資料作成ができること
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
授業は基本テトゥン語で行うが、英語のレベルが高ければ英語を使用することも可能である。全員が教科書を持っているわけではないため、データ共有等が必要となる。