2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02622A07)
募集終了

国名
東ティモール
職種コード 職種
H108 臨床検査技師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

大学教育科学文化省

2)配属機関名(日本語)

東ティモール国立大学 保健医療科学部 生物医学科学学科

3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( デ ィ リ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

保健技術者の養成部門として、2017年保健医療科学部に生物医学科学学科を設立。当初常任講師2名と30名の学生で開始したが、翌年の2018年は112名の学生が入学、現在1500名以上が在籍中。同学部が目指すのは、東ティモール国が必要とする十分な水準をもつ医療人材を輩出すること。講師の役割として、1.教育(理論と実践を授業の中で行うこと)、2.コミュニティ・サービス・プログラム(実習の調整・モニタリング・評価)、3.研究(永年雇用の講師のみ)、の3つがある。実習先は同国に6つある国立/県病院・ヘルスセンターやクリニック等。

【要請概要】

1)要請理由・背景

臨床検査技師を輩出した大学は同国にはない。これまでインネシアやポルトガル、キューバ等で学んだ人材が病院等で勤務中。講義・指導ができる講師も数えるほどで、常勤講師は2名のほか2名の外部講師に頼っている。同学部では、学生たちが経験・知識のあるボランティアから直接学ぶことで、より高い知識と技術が身につくことを期待している。授業で使用する教材や資料は不足し、講義を丁寧に指導できる人材がいない。また教科書がなく書き取りに時間が費やされることもあるなど極めて非効率である。卒業後に病院等の現場で必要となる知識が今以上に得られるような協力が必要である。過去に隊員2名が同大学の薬学科に派遣され、講義を行った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

講師の役割として上述した3つのうち、1.教育と、2.実習に関する活動を以下の通り行う。
・ 生物医学科学学科のスケジュールに合わせた講義と実践授業補助(週5日、一日2-4時間、週10-20時間程度)
※講義内容は赴任後に決定するが、とくに細胞病理学等(講義はパワーポイントを使用)
・4年生後半に実施する実習(病院やクリニックでのインターン(約3ヶ月間)実施のほか、フィールド・スタディ(1.5ヶ月間)の調整、毎週の訪問によるモニタリングや評価
・中間・最終試験問題作成・学生の管理・評価
・学科を発展させていくために必要な補助(計画面など含む)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プロジェクター、 生物医学科学学科のカリキュラムとシラバス、コミュニティ・サービス・プログラムのマニュアルとガイドライン、6つの教室

4)配属先同僚及び活動対象者

学科長(男性、40代、薬剤師、公衆衛生修士、教授経験16年)…カウンターパート
常勤・非常勤講師 4名(男女、学士~博士、教授経験10-15年、キューバ人1名のほか、インドネシアの大学卒の現地講師3名)
活動対象者:学生(男女、1年生95名、2年生92名、3年生84名、4年生72名)

5)活動使用言語

テトゥン語

6)生活使用言語

テトゥン語

7)選考指定言語

英語(レベル:A)

【資格条件等】

[免許]:(臨床検査技師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:大学での指導のため修士尚歓迎

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実習も指導・監督するため

[参考情報]:

 ・細胞病理学が教えられること

 ・パワーポイントで資料が作成できること

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

授業は基本テトゥン語で行うが、英語のレベルが高ければ英語を使用することも可能である。全員が教科書を持っているわけではないため、データ共有等が必要となる。