2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02625B10)

国名
東ティモール
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

マリアナ中央小学校

3)任地( ボボナロ見マリアナビラ ) JICA事務所の所在地( ディリ県ディリ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

東ティモール西部に位置するボボナロ県の県都マリアナに所在する中央基礎学校で、2002年に設立された。1年生から9年生までを対象とした小中一貫校であり、地域の教育の中核を担っている。
周辺の村落から通学する児童・生徒を受け入れており、教育機会の提供と学力向上に貢献している。授業はポルトガル語およびティトン語を中心に行われており、算数、自然・社会科学、保健・衛生、芸術などの教科が指導されている。
地方都市に位置することから、教育資源や教材の不足、教員の語学力・指導力に課題が見られる。現在、第1学年から第9学年までの総生徒数は約950名、教員数は41名である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

東ティモールでは初等教育の就学率は改善しているが、児童の学力定着には依然として課題が多く、特に算数における基礎的な理解力や応用力の不足が顕著である。地方部では、教員の指導力不足や教材の整備不十分、児童の母語と授業言語(ポルトガル語・ティトン語)との乖離が学習の障壁となっている。こうした環境では、児童が算数に苦手意識を持ちやすく、学習意欲の低下や中途退学の一因にもなっている。
このような状況を踏まえ、隊員には、教員への指導法支援や授業改善、活動型教材の活用による児童の理解促進、学習意欲を高める工夫の導入などが期待される。算数は日常生活に直結する重要な教科であり、基礎学力の向上は将来的な進学や職業選択の幅を広げることにもつながる。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先の同僚と協働で以下の活動を行う。
1.生徒の理解を深めることを目的として、同僚教員と共に算数の授業を担当する。担当学年については、着任後に配属先との協議により決定する。
2.教育の質の向上を目指し、同僚教員と指導方法や指導内容について共に検討する。
3.可能であれば、生徒や教員との交流を通じて、相互の文化理解を促進する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教科書(ポルトガル語)
小学1年生から4年生までは現地語であるテトゥン語で行われている。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:算数担当教員
・60代男性、教員経験35年
・30代男性、教員経験14年

活動対象者:生徒数(2025年度)
1年生55名、2年生75名、3年生50名
4年生91名、5年生66名、6年生58名

5)活動使用言語

テトゥン語

6)生活使用言語

テトゥン語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:教員になるための資格

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:要請内容に応じるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

隊員が居住する住居は、単身用住居またはホームステイとなる。