【配属機関概要】

3）任地（ ハウザン省ヴィータイン市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はハウザン省文化スポーツ観光省の下部組織として、優秀なスポーツ人材の確保と育成を目的に2004年に設立されたセンターである。現在は、要請種目を含めバレーボール、空手道、マラソン、セーリング等の11種目110名の選手(省レベル5チーム、若手レベル11チーム/育成選手11チーム/7～17歳)と15名のコーチがセンターに所属している。省内各地の身体能力の優れた児童を選手候補生として競技種目の訓練を行い、将来性を判断する。優秀な候補生は本センターにて更に練習に取り組み、成績を残すことで省の正式選手、更にナショナル選手に推薦される。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本センターの柔道部門は2007年に設立され、3名のコーチが16名の選手に対して指導を行っている。この14年間で、若手選手スポーツ大会で金・銀・銅メダル、地域大会で金・銅メダルを獲得した。今後の目標は、全国スポーツ大会でも同様の好成績を収めること、また選手及びコーチがそれぞれナショナルチームの正式選手及びコーチになることである。コーチには競技力・指導力の向上が求められているものの、元選手であるコーチは、コーチを養成する専門機関で短期間の訓練を経て柔道のコーチになったため指導経験・知識が浅い。こうした背景から隊員の要請に至った。なお、当センターの近隣に、一般の小中学生を対象とした2つの柔道クラブ(約40名)を設置し、指導の対象としている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚コーチとともに、若手チームと育成チームに対して、以下の活動に取り組む:
1.選手への指導と評価
2.競技力向上のための技術指導
3.練習メニューのレビュー・改善
4.コーチの指導能力の向上のためのサポート
5.可能な範囲で近隣の柔道クラブへの指導(週3回/17:00～18:30)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

専用道場、マット

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚
・センター長:40代/元選手/競技経験約15年
・ヘッドコーチ:30代/指導経験約10年/四段
・コーチ: 2名/指導経験約2～3年/二段
活動対象者
・若手選手:5名/15～18歳
・育成選手:5名/7～14歳

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・訓練・競技センターでの練習時間:月-金8:30～10:30、14:30～16;30、土曜日は 08:30～10:30