【配属機関概要】

3）任地（ アンザン省ロンスエン市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はアンザン省文化スポーツ観光省の下部組織として、優秀なスポーツ人材の確保と育成を目的に、サッカー訓練センター、選手育成学校、スポーツ訓練競技センター等を基に2019年に設立された。現在は、要請種目を含めサッカー、テコンドー、ボクシング、水泳等の17種目532名の選手(省レベル17チーム、若手レベル17チーム/18～25歳、育成選手17チーム/7～17歳)と97名のコーチがセンターの所属となっている。省内各地の身体能力の優れた児童を選手候補生として競技訓練を行い、将来性を判断する。優秀な候補生は訓練センターにて更に練習を重ね成績を残すことで省の正式選手、更にはナショナル選手として推薦される。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本センターの空手道部門は2010年に設立され、4名のコーチが19名の選手に対して訓練・指導を実施している。この11年間で、若手選手スポーツ大会で銀・銅メダル、またメコンデルタスポーツ大会で金・銀メダルを獲得した。今後の目標は、全国スポーツ大会でも同様の好成績を収めること、また選手及びコーチがそれぞれナショナルチームの正式選手及びコーチになることである。コーチには競技力・訓練・指導力の向上が求められているものの、元選手であるコーチは、コーチを養成する専門機関で短期間の訓練を経て空手道のコーチになったため指導経験・知識が浅い。特に、組手に関する技術の向上が期待されるなど、こうした背景から協力隊員の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚コーチとともに以下の活動に取り組む:
1.練習メニューのレビュー・改善
2.選手への指導と評価
3.競技力向上のため技術、戦術の指導
4.コーチの指導能力の向上のための支援

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

専用道場、防具(手・足・ボディプロテクター、マウスピース)約20セット

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚
(コーチは全員ナショナルチーム選手経験者・コーチ3名は松濤館流、1名は糸東流)
・副センター長: 30代/指導経験約10年
・ヘッドコーチ:30代/指導経験約5年/3段
・コーチ: 3名/指導経験約3～5年/3段
指導対象:選手19名/競技経験1～5年/1段

【資格条件等】

[参考情報]：

　・空手道三段以上とする。

【地域概況】

【特記事項】

・練習時間:月-土曜日 8:00-10:00、14:00-16:00