【配属機関概要】

3）任地（ ハイフォン市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

当大学は1959年に設立された公立の総合大学である。日本を始め海外の企業が多数進出するベトナム北部最大の港湾都市ハイフォン市に位置する。幼児・小学校教育、観光、経営管理、外国語等の11学部からなり、学生約1万名、教職員約700名が在籍。日本語教育は2017年より外国語学部内の英語・日本語師範コースの下で開始された。本コースでは初中等教育機関における教員資格を取得できることから、小中学校の教員となる卒業生が多い。また、本コースは地域に根差した日本語教育を志向しており、市内の中学校での出前文化活動や市民との文化交流会を定期的に実施している。2023年2月現在、日本語師範コースには160名の学生が在籍。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ハイフォン大学を管轄するハイフォン市人民委員会は、日系企業の誘致促進と共に初中等教育機関における日本語教育を実施していく方針であり、その指示のもとハイフォン大学に日本語師範コースが開設された。同大学には、地元教育機関への日本語教師人材輩出及び地元日系企業に就職する日本語人材育成に対する高い期待がある。一方、若手教師が主であるため日本語能力及び教授経験が不足しており、また隊員以外にネイティブ教師がいないことから、特に会話・聴解・作文・日本事情/文化等において安定した質の高い授業を提供出来ていない。以上から今回の隊員派遣継続要請に至った。現在、日本語教育隊員が2024年7月までの任期で活動中。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.学生を対象とした授業。会話・聴解・作文指導・日本事情/文化を予定。単独での指導の他、チームティーチングの実施もあり。
2.同僚教師を対象とした日本語能力・教授能力向上のための支援(教案作成、教材選定・作成、テスト問題作成、勉強会実施等)
3.その他、日本語・日本文化関連イベントの実施支援、及びコース運営補助のため可能な限り柔軟に対応する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

主な教材:1・2年生「できる日本語初級・初中級」、3年生「NIJ」、他
その他:机、いす、PC、プリンタ等一般的事務機器、wifi等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:日本語コース長(女性、40代、経験18年、修士)、教師7名(女性、20代～30代、経験1年～16年、修士1名、N1～N2、うち1名は留学中)、日本人アドバイザー1名(男性、30代)

活動対象者:日本語師範コースの学生160名(1～4年生の4クラス)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・8月中旬開始の2学期制(8月～12月、1月～6月)。
・住居は大学構内の教員宿舎を提供予定。