【配属機関概要】

3）任地（ ゲアン省ビン市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ゲアン省農業農村開発局(DARD)は、農林水産及び塩の食品安全、法律で規定される農業農村開発に関するサービス等に関し、国家・省レベルの管理の役割を担い、傘下の普及センターは主にDARDの政策に則った農業生産物・技術の開発や普及を行っている。この2機関を横断的に組織化した機関がAMPF(Agricultural Marketing Plat Form)であり、同省のFVC(Food Value Chain)関係者等のデータベースの作成・更新、農畜産業分野における各種市場ニーズの収集と発信、各種ビジネスマッチングイベントの企画・開催・フォロー、各種パイロット事業の企画・実施支援等を行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

2017～19年にJICA技術協力プロジェクト「ゲアン省農業振興開発計画策定支援」が実施され、AMPFが設立された。プロジェクト下で農作物振興のパイロット活動を展開し成果を発現したものの、活動期間が短く、十分な能力開発がなされる前に終了。終了と共にその活動が停滞した。理由として①国内・国際市場の情報収集にかかる経験・能力不足、②サプライヤーチェーン、FVC構築にかかる能力不足、③FVC内のステークホルダー間の連携・調整にかかる能力不足、④貿易促進活動の不足、等があげられた。
AMPFの更なる能力強化や同省の農業普及促進等に向け、前任隊員の活動を引き継ぐ形で後任隊員の派遣が要望された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者、関係隊員等と協働や分担を行いながら、前任者に引き続き、AMPFの定着・促進を行うべく以下の活動に取り組む
1.JICA技術協力プロジェクトで実施したパイロットプロジェクトのレビューを行い、顕在化した、あるいは潜在的な問題・課題の明確化を図る
2.継続的な事業実施に係る要因分析、事業を定着化・拡大するためのビジネスマッチング等、各種イベントの企画・実施・評価を行う
3.新規パイロットプロジェクトの企画・実施・提言・モニタリング活動の実施
4.農畜産物等に係る各種市場ニーズの収集、並びにWeb等を活用して関連情報の関係者への発信、等

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

業務スペース、業務机等

4）配属先同僚及び活動対象者

上長
DARD副局長兼AMPF局長(女性/40代)
普及センター所長兼AMPF副局長(男性/40代)
同僚(AMPFメンバー)
DARDの技術管理部職員、農業普及センターの職員
DARD商工局の副部長、等

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・地域社会を対象とする活動の経験

[参考情報]：

　・農作業経験等農業知識があると望ましい

【地域概況】

【特記事項】

・グループ派遣となり、同じ配属先にて活動中の隊員と協働する。